世界陸上
2017年08月09日 (水) | 編集 |
 見よう見ようと思っていても、今年はついつい見逃している「世界陸上」。
 それでも主だったところのニュースは耳に入ってくるもんですね。
 今大会をもってご引退と言われる、ウサイン・ボルト選手まわりのことは特に。

男子100m王者ガトリンの扱いは「無慈悲」、代理人が国際陸連に激怒
2017年8月9日 10時5分 AFPBB News

 ドーピング違反で出場停止処分を受けていたガトリン選手ですが、まあいろいろあって処分の期間も短縮されて、2010年に競技復帰。

 この大会もとにかく観衆からブーイングを食い続けていたというのは私は気の毒に思いますし、男子100mでは、ボルト選手に勝ったからって尚更ひどいブーイングを浴びたそうで。
 その上、国際陸上競技連盟(IAAF)のセバスチャン・コー(Sebastian Coe)会長がまたなんだか言ったそうですね。

 これは英語で聞くとニュアンスが違うのかもしれませんが、日本語での伝聞では会長は、ガトリン選手の優勝、金メダル獲得について「完璧な筋書きではない」とコメントしたとあります。
 これを聞いたときに思ったのは
「つまりなんですか? 『筋書き』は常に用意されており、あなた方はその筋書きをコントロールすることがかなりあるということですか?」
 有り体に言えば、ルールづくりやその運用において、かなり小細工や「仕掛け」をしてるんじゃないの? という疑惑を覚えた次第。

 そのコー会長さんてどんな人なの、と思ったら、イギリス人で、元陸上選手、政治家、とのことで。
 へーえ。ふーん。

 私はいろいろありましてスポーツマンシップなんて鼻毛の先端ほどにも信じてないし、国際スポーツにおける「政治」なんてド最低だという偏見をもっているので、この会長さんのお言葉の方にかなりピリピリと反応してしまいます。(^^;)

 ドーピングについてもあんまり、白黒はっきり言えるものではないと思ってますし。
 もう相当昔から、オリンピックではドーピングしないでは勝てない、と聞いてましたしね。見つかった選手がむしろ「運が悪い」という感じで同情することもあります。

 また、この薬物反応というのは難しいところがありまして——風邪薬でもその「成分」が引っかかることがある。ドーピングを避けようと思うと市販の風邪薬すら飲めない、というのは、いいことではないように思います。

 それに、ガトリン選手の場合はそのクスリも、(自身の主張によれば)注意欠陥障害の治療薬が原因とのこと。
 陸上競技をしたかったら、注意欠陥障害の治療を「するな」と、そこまでいうんでしょうかね国際陸連は。

 もっと気に入らないのは、処分を科し、その処分を終えた人に対する態度なのかこれが? ということ。
 これは会長のみならず、ロンドンにおいでの観衆に向けてこそ、問いたいことではありますが。
 コー会長さんがものの見方に偏りがある人だとしても、こういう発言をする気になったのは、観衆の態度を見ることで「助長」されたんじゃないかと私は勘ぐっておりますが如何。

 ちなみに。

 ボルト選手の引退を惜しむ気持ちはわかりますが、彼に勝ったからってブーイング、というのはどういう考えなんでしょうね?
 わざと負けろ、ってこと?
 ボルトさんも衰えましたよね、お気の毒ですよね、今までずっと英雄できたんだから、つって、英雄に敬意を表してわざと負ける方が良かったってこと?
 あのウサイン・ボルト選手に、「お情けで」金メダルを「あげる」べきだと?

 わざと負けるとしたら、私はそちらの方がずいぶん、ボルト選手に対して敬意にかけた、というより「バカにしている」態度だと思うんですけどね。

 どうもこんなゴタゴタを聞かされると、もともとスポーツマンシップをいう「嘘つき」が嫌い、という感覚があるだけに、なんのためにこんなことやってんの? と言いたくもなりますね。馬鹿らしい。

 ただ選手たちはそれぞれ一生懸命やってる、それだけは間違いのないところ。
 観衆なんてただの「部外者」ですよ。……どうも私はこういう「勘違い」には、態度が厳しくなってしまいます。(^^;)
 
 選手たちがそれぞれに精一杯、競技に没頭できるように。そう願います。

 ただいま私も夜更かしができなくて、なかなかリアルタイムでは見られないのが残念ですけども。
 
 
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