2017年10月 / 09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月

2017.07.26 (Wed)

双方向性思いやり

 昨日の話の続きになってしまいますが、なるほどなーと思ったことをひとつ。

 婚活コンサルタントさんの、知り合ったばかりの人との初デートには、手軽なファミレス(イタリアン系)「のような」ところは避けたほうがいい、というツイートについて、皆様がずいぶんあれこれ言うのを、「なんだかちょっと的外れじゃない?」と不思議に思って眺めた、という件。

 そのコンサルタントさんの「論旨」に対し、皆様がわっとばかりに反応した部分が、話として噛み合ってない、と私は感じたわけですが。
 反応した方々の着眼点はまたちょっと違ったんだねえ、と思いましたので本日その件、メモ書き的に。気楽に。

 まずは「初デートにイタリアン風ファミレスだなんて!」と憤慨したかたがおっしゃるには、
「初デートということで(女性は)ずいぶん気を使う。美容室行ったり雑誌でチェックしたり、当日も朝からパックしたり髪を整えたり。
 そうしてドキドキしながら行ったらイタリアン風ファミレスだなんて黒歴史」
「相手の気持ちを考えて欲しい」
「イタリアン風ファミレスが悪いのではない。それはもっと親しくなってからの『日常』デートの場所」
「初デートといえば特別の日であり(日常ではない)、思い出に残る素敵な場所であって欲しい」
 ……とのこと。

 多かれ少なかれ、初デートにイタリアン風ファミレスに反発するのは、安い高いの問題ではなく、「特別感」を共有してもらいたい、ということであり。
 自分はこれほど気を使って一生懸命準備しているのに、ネットの口コミサイトか何かでテキトーに決めただけの場所に、テキトーに連れていかれる、そのテキトーに扱われる、つまりは「ないがしろにされる」のは、悲しい。ということ。

 なるほど。
 相手に尊重されないことは、虚しいし、悲しいこと。
 まして、好きな人からそんな扱いされたら、なおさら。
 これはわかりますねえ……。
 相手から軽んじられた、と思うと悲しくなるのは、これは男女に違いはないように思います。

 かたやしょっぱなから「金銭感覚を『試して』やろう」という意識、片方は「初デートでドキドキだから素敵な場所で過ごしたい」だとすれば、なるほどこれはもう、すれ違いどころの話ではないなあ、と、もはや感心いたしました。

 しかし中には、別に金銭感覚を試すなんて意地の悪い気持ちなのではなくて、本当に、どこへ行ったらいいのか見当もつかない、という人もあるでしょうしねえ……。
 やっぱり、「一概にはいえない」というのが、着地点になる気がする。

 ふーん、と思ったのは、結局これ「思いやり」の話なのね、ということ。

 率直に言ってデートと言われてもどこへ行けばいいかわからない、というのを思いやってあげる余地はあると思うし(わからなかったら率直に、どこへ行きたいか聞いてもいいと個人的には思うけどそれは無しなのね)、ファッションが多少「やりすぎ」になったとしても、それだけ気合を入れて楽しみにしている、という気持ちを、思いやってもいいんじゃないのか、と。

 で、双方で、「思いやって欲しい」と言い合うばかりで、相手を思いやることをしないのであれば、そりゃもう、空中分解するのはしょーがないでしょう、と。
 気楽な第三者としてはそのように思います。すみません、完全に面白がってますこの議論。(^^;)

 その昔、失恋したての後輩の男の子としみじみ飲みながら、なんでそうなっちゃったん、なんて話をさせていて、
「自分の気持ちの押し付けになって、相手のことを『聞く』ことがなかった」
 という結論にいたり、いつのまにか聞き耳を立てていたらしい周囲から
「ああ〜、あるよね〜。それはある!」
 という同意の声が上がり、なんだよ盗み聞きかよと笑ったことを思い出しました。

 自分のことに夢中になり、思いやって欲しいと思うばかりで思いやれないなら、それはもう、仕方のないこと。
 ただ、思いやりさえも行き違いになることはある。気を使っているのも、思いやりがあるのも確かなんだけれど、そういう気持ちが「伝わらない」ことも、少なくないような気がします。
 
 どれほど思っていようと、それが相手に「伝わる」ことがなければ、その思いやりもないことと同じにされてしまう。
 このあたりが難しいところなんでしょうね。

 初デートにイタリアン風ファミレスはいかん、と言っても、本当にいかん人もあれば、全然問題ない、カジュアルの方が気楽に話せていいという人もあるでしょう。行き先どこがいい? とキャッキャウフフで話し合うこと自体楽しい、という人もあるでしょう。
 これはもう相性としか言いようのないものかもしれない。

 結局はやはり問題なのはイタリアン風ファミレスか否かではなくて、思いやりを持てるか、それが「通じる」か、ということになりましょうか。

 イタリアン風ファミレスではあまりに思いやりがないではないか、というご意見も聞けばごもっともだし。
 でも、それも、彼が一生懸命考えたことならそれだって思いやってもいい話だとも思うし。

 となると話はやはり大元へ戻って、「コミュニケーションをどう取るか」を考えましょうか、ってことになる気がしますね。
 そう聞かれたコンサルタントさんは、「落ち着いて話すことはできないから、イタリアン風ファミレスはやめたほうがいいよね」とアドバイスする………。

 なにやら、話が堂々巡りしているようですが(笑)

「初デートにイタリアン風ファミレス」の可否が「問題」なのではない、そこにばかりこだわると本題を逃してしまう、——やはり私としては、そのように思います。

 まあ、自分の意思や思い、どうしたいのかどうして行きたいのかをしっかり持つことも確かに大事ですが、相手も同じようにそういうものを持っている、ということにも、同じくらい目配り気配りしたほうがいい、ともうせましょうか。

 活動中の皆様。
 頑張ってくださいね。←ひとごと
 
 
関連記事
12:17  |  身辺雑記2017  |  EDIT  |  Top↑
 | BLOGTOP |