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たかりの心理

 昨日は東京都議会議員選挙の投票日&開票日でした。
 投票はご承知の通り午後8時で締め切られていたわけですが——国政選挙でもないのにその選挙速報のせいで、大河ドラマが気の毒なことになっていたんですねー;;

 私はBSプレミアムの、午後6時からの放送を先に見て、午後8時、9時台はこまごま用事を片付けている時間帯なので存じませんでしたが、——ドラマ放映の開始時刻が15分遅れたうえ、ドラマの画面に選挙速報が割り込んで来るという最悪ぶり。

 現在はデジタル放送でサブチャンネルが使えるんだからさー。いかな首都東京のこととはいえ、地方議会の話じゃないすか。それでなんで大河ドラマが割を食わなきゃいけないんですかNHKさん。
 速報を流すなとは言わないが、サブチャンネルでいいでしょうがよ……と、速報が割り込んできた悲惨な画面を、ツイッターで見せてもらったときには、そう思わざるを得ませんでした;; なんだこりゃ;;

 個人的には今回の結果は。

 まー確かに、これは「自民党に対する批判票」ではあるんでしょう。
 ただ、やはり国政と地方の話は一致するとは限らず、今回の場合は、これまでの自民党さんの議会運営に対する批判、ということじゃないでしょうかね。
 私は静岡県民ですが、どうも地方というのは範囲が決まりきっているせいか、悪い意味での安定志向が働きやすいようで、一度、第一党となった時の「安定」は、安定した中で仕事をサクサク進めるというよりも、「怠慢」に傾くようです。

 東京都議会は他の地方議会よりも制度改革が遅れている——日本の首都でございと威張るわりには制度には「時代遅れ」感が否めない、ってことですね。
 ど田舎静岡県はこのへん偉そうにいえた義理じゃないので(これでも)遠慮しつつ申しますが——、オリンピックの話であれ築地市場の話であれ、議会の怠慢ぶりは事実でしょう。

 おまけに、都知事選挙のおりには、オッサン連中の一番悪いところを丸出しにして、別に小池百合子さんを支持しているわけではない人からさえ反発と軽蔑を食らっていたし。

 そういう意味では、今回の自民党さんが大幅に議席を減らしたのは、これまでの仕事ぶりが評価されない、というより、評価したからこの結果、とは言えるように思います。
 とはいえ。
 これが即座に国政=安倍政権への批判であるとするのは、牽強付会にもほどがあるだろ、とも思いますけどね。

 ただ自民党さんについては——安倍総理にではなく、自民党のほう——いい刺激にはなったんじゃないかなと。

 現在の「自民党安定」は、確かに、安倍政権への支持が反映されているでしょうが、これは安倍政権が支持されているのであって自民党そのものが、政党として支持されているわけではない。
 でも、そのあたりをごっちゃにして、ふんぞり返っていた人たちがいたのも事実じゃないかな。

 かつては大相撲は、「若貴(わかたか)」と呼ばれた力士ゆえの大人気、という時代がありましたが、奇妙なことに、角界ではむしろ、彼らを「ツブシ」にかかる動きがあまりにも露骨でした。
 若貴人気があるからこその相撲人気なのに、その人気の「元」を、自分たち自身で潰そうとしていたんですよね。

 人間は浅はかなもんだな、と思います。

 自分と同じ組織・団体に所属している、別の人の功績で、この組織団体が「持って」いるのに、まるで自分自身が人々から支持されて、人気があるように勘違いする。
 そういう心理、確かにありますね。

 オリンピックで金メダルを取ったり、何か華々しい活躍を見せて一躍「時の人」となると、急に、その人には、親戚が増え、友人、知人が増え、記憶にも残っていない「恩師」が登場してきますね。
 多分、あれと根は同じ心理だなと思って見てます。
「たかり」心理、と私は呼んでいます。

 自分のことじゃないのに、華々しい誰かのことを自分に引きつけて考える。
 何か功績を挙げた人を「同じ日本人として誇らしいです」なんていうのもそう。
 そりゃ確かに国籍は同じかもしれないが「自分と同じ」ってその発想をやめろ。素晴らしいことだと賞賛するのはいい、でも、そこにわずかでも「自分」が乗っかろうとする、その浅ましい根性は引っこめろ、と。私はそう思います。

 ……ああいうの、自分で自分をみっともないって思わないですかね?

 安倍政権支持を、まるで自分が信任され認めらているかのように「勘違い」する「空気」は、確かに、自民党さんにはあるように思います。
 
 どうも跳ねっ返りが目について、よくないな、と思っていたところだったので、そういう意味では今回の都議会選挙の結果は、いい「刺激」にはなったかもしれませんね。
 むしろ、そうであるように私としては願いますが。

 
 それはそれとして、これではしゃぎまくるマスコミや野党もねえ……。いちいち言うのももう面倒なんで言いませんけども。
 
「自分で自分の馬鹿がわかるようなら、馬鹿ではない」

 この言葉が示す真理を、そこまで見せていただかなくても結構ですよ、と言いたくもなる昨今です。
 
 
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