過激思想

 まあ、私がマスコミというものに腹をたてるのはもう日常になっているので、彼らの不見識を指摘するための例として、もはやどの話題を取り上げればいいのかわからない状態なんですが……。
 でも本来は、マスコミがどれほど愚かであろうと、それを受信する側、つまりは一般市民が賢ければ何の問題にもならないんですよね。

 東京都の築地市場移転問題についても、私はあくまで(他県民だし)傍観者の立場ですから、あんまりとやかく——というよりはえらそうに——ものをいうもんじゃないと思って見ておりますが。
 あれだけの規模とネームバリューを持つものについての考えが、「満場一致」で賛成でシャンシャンとなる方が不自然なんで、それは別にいいんだけど、
「これを都議選の争点にするんだろう」
 などと憎々しげにいうツイートを多く見て、
「争点にしたくないならしなけりゃいいじゃん」
 と、ちょっとばかり呆れております。

 ネズミの嫁入り、という昔話がありますよね。
 どうも多くの人々は、よそ見ばっかりして自分を忘れ、自分に権限があるということを忘れ果てて、自分は「常に」何かの思惑に「虐げられている」「可哀想」「無力な」「弱者」であるという意識になっているようです。

 なるほど数十年かけて左巻きが騒いで刷り込んできた「弱者意識」はこういう事態を生むのだな、と思っているところ。

 投票するのは有権者だし、選挙結果は有権者の票数で決まる。
 私は民主主義も多数決というやり方も、ぜんっぜん「いいもの」「正義」「至上至高にして最高の価値あるもの」だなんて思ってはおりませんが、それでも現行の制度ではそういうことになっている。

 つまるところ、誰がどんな思惑で、どんなことを「選挙の争点」にしたいと思ったって、有権者がふーん、といって横を向いてりゃ争点になりようがない。
 そのことを忘れ果てているというところが、情けないですねえ。

 争点になろうがなるまいが、自分の思惑と自分の考えで票を入れてくればいいだけでしょうよ。なぜ、そこですでに「被害者意識」めいたものがチラチラして、その上、「怨念」にまでなっているのかが私にはわからない。
 
 自分一人が票を入れたって大勢は変わらないといじけたことを言う人もいますが、それもまた当たり前。自分一人の意思で何とかなることって、この世にいくつあると思っているのか。
 権力者と呼ばれる立場になったって、自分一人の思惑がそっくりそのまま通ることなんてない。権力者というのはあれはあれで窮屈なもので、庶民よりも多くの「縛り」がある。

 独裁者と言われる人ですら実際にはそうなんで——、まして民主主義というのは、特定の人に権限を集中させないことを目的にしているシステム。
 本来は「重い」存在すら、権限を剥ぎ取り「縛り」を増やすことで「軽く」するようにしている。
 まして庶民においてをや、ですよ。

 民主主義の厳しいところは、「権利は少なく、責任は多く」ってところ。
 民主主義がその機能を果たすためには、権利は紙切れ1枚の庶民ひとりに、成熟した政治家と同じだけの判断力を求めている点。
 投票によってものごとが決し、多数であることで「正しい」方向を見出せる、という考えを実現するには、それが「必須条件」です。
 それぞれに高度な判断力がある、という前提なしに「多数決は正義」は成立しない。
 
 その通りにできればいいけれど、…………それなりに国民の教育水準はあるはずの日本でもこの有様ですから。
 元からアナーキーに走りがちなアタクシが、民主主義だあ? やってやれっか馬鹿馬鹿しい、とヤケを起こすのも仕方ないとご理解いただきたいところです、私としては。(^^;)

 仏教徒というのは本来、ちょっとアブナイんですよ。
 開祖のお釈迦様にしたってあの時代のあのインドでカーストを否定したということがどれほど「アナーキー」なことだったか、だんだん理解するようになって、私、以前とはちょっと違う意味でお釈迦様を尊敬しました。(^^ゞ
 原始仏教は実はパンクだよね、と評した人がいますが、その通りだと思います。

 そういうところからつい現世を眺めてしまうので——、民主主義ってそんなにいいもんかい。くらいのことは平気で言います(笑)

 何にしろ。
 ことごとに他人を捕まえては被害者だの弱者だのと吹き込んで、人の自尊心を奪い続けた左巻きの言説の罪深さはこういうところに現れる——という、まあ、あんまり理解されないだろうなーというところで、ニュースなどを片目片耳で承っているこのごろです。

 有権者の皆様におかれましては、権限を持っているのは政治家ではなく、自分だ、という意識を、心のうちに立て直していただけるように願う次第でございます。

 ……そもそも、社会主義を標榜する連中の方が熱心に民主主義を「神聖にして絶対不可侵のもの」とするのはなぜなのか。そのあたり、疑問に思ってもらいたい——というのが私の思うところ。
 
 
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