情報処理のタイプ別
 例によってツイッターで、「#だからひとりが好き」というハッシュタグができているのを見つけまして。
 ここに寄せられたツイートにはなるほど、そうだよねえというものが多かった。

・「#だからひとりが好き

 ひとりが「好き」かと言われるとちょっと説明が要りそうだなーということで思い出したのがこちら。

1人の時間が必要な内向型、人と会って元気になる外向型
2017年5月25日(木)20時41分 Newsweek 日本版

 たぶんアメリカさんの文化だと、内向型の人は日本におけるそれとはまた違う意味での生きづらさを感じるのではないかと思われます。というのは、私もニューズウィークは(途中で離れた時期もありますが)もう20年以上も見ていますが、似たようなテーマの記事が頻繁に出るから。

 心理学分野の興味が濃いお国柄のせいもあるんでしょうが、性的少数派のことも含め、その社会の中では異端とされる人々についてはよく取り上げる雑誌です。
 そういうところで、また最近わりと集中して、「内向型」についての記事が続いている。

 昔よりは、内向型人間をネガティブに捉える風潮も変わってきました。最近では、内向型人間が発揮する能力に焦点を当てた書籍もあったりします。

 私も典型的と言いたいくらいの内向型で、当然、あんまりいいことだとは自分では思っていません。
 とは言え「ひとりが好き」かと言われると、ちょっと違うなー、とも思ってきたんでした。

 大勢さんとにぎやかに過ごすのが決して「嫌い」なわけではないし(得意でもないけど)、それはそれで楽しいんですよね。
 ただ。
「長時間は無理」ということがある。

 24時間のうち睡眠時間以外は他人といる、というのは私には考えられない「拷問」に思える。
 その他人がどれほど親しい人であっても、丸1日一緒にいるとなると最後には苦痛になってしまう。

 ひとりが好きかと言われれば、ちょっと違う、というしかないけど、これ他人から見たら「ひとりが好きなんじゃん」と思われるんだろうなあ。

 それでつらつら考えて30年(くらい)。途中でそうかと思い当たったのは、どうしても一人になる時間は「必要」なんだなということ。好き嫌いじゃない。
 食べ物に好き嫌いはあるにしろ、人間、健康に過ごしたければ食事はとる「必要」がある。——あれと同じだな、と。

 1時間でも2時間でも、とにかくひとりになる時間がないと、「整理できない」ものがある。
 これはいずれ脳科学が解明していってくれるんじゃないかと思うんですが、どうしても、各種センサーが敏感で、そうではない人よりは余分に「情報」を受け取ってしまうタイプってあるんですね。
 入力されたものは整理整頓するのが人間の脳みそ。——情報量が多ければ、どうしても、ある程度の時間をかける必要がある。

 内向型は、つまるところはそういう「脳タイプ」だと言える。最近の研究ではそんな結論になってきたようです。
 性格ということもあるけど、情報処理のタイプの違い、ってことですね。

 内向的=ネガティブ=欠点、というような捉え方を今までされてきたせいで、自分でもそのように思い、コンプレックスにしている人も多いと思いますが、必ずしもそうではない、ということ。

 情報の入力量と処理の仕方の違いだと思えば、「ひとりが好き」なわけではないが、大勢と過ごすのは苦手、という奇妙な感覚もあっさり説明がつく。

 私には逆に、ひとりで外食できないと言われると「なんで?」と言ってしまうので、これはこれで大きなお世話だ、もうそういうの、言うのはやめようと思いました。
 だいぶ以前の話ですが、街を歩いていたら見知らぬ女性にナンパされ、その人が言うには、
「ひとりではどうしても外食ができないのだが事情あって今日はどうしてもひとりになってしまった。ついては、食事代は奢るので付き合ってもらえないか」
 という。
 あれはびっくりしましたわー。
 見るからにバリバリの仕事できる女性、という感じ(実際、話しぶりは見事だった)なのに、一人じゃお店には入れないってそんな子供みたいな……、と思いました。

 暇なときでもあったので、ファミレスに付き合い、こちらはケーキセットを本当にご馳走していただきながら、まるっきり初対面の見知らぬ人とあれこれ喋ってきた、ということがありました。

 タイプの違いって、お互いにもうしょーがないもんだよねえ。

 ってことで。
 内向型であることが、これから少しずつ「理解」されていく、その気配が見えてきたのはありがたいことですよね。
 とはいえ現在、何かと窮屈な思いをし、なんとなく、うっすらとでも、コンプレックスにも感じる人も多い……と思った、昨日のハッシュタグでした。

 そういう方に、ご参考までに、ニューズウィーク日本版の他の記事もご案内申し上げます。(^^;)
 彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからずとは孫子にも言いますが、自分を知るというのがそもそも難しいこと。コンプレックスにとらわれるのも「正しく」「知る」ことからは外れている。
 まずはそのへんから取り掛かりつつ。
 社会においては、口でいうほど多様性なんざ認められていない、というのが現状ですが、ちょっとずつでもラクになる方へ向いていると思うので、希望を持っていきましょう。
 ってことでひとつ。(なにが)


ネガティブになりがちな内向型人間にも、10の強みがある
2017年5月26日

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2017年5月29日

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2017年5月30日
 
 
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