「菓子折り」トレンド入り
 あんまりオタク話ばかりだと顰蹙(ひんしゅく)を買うのかしら、と思いつつ、またオタク関係のお話。
 ツイッターの「トレンド」に「菓子折り」があるのを見つけて、母の日も近いし、何か話題のお菓子でもあるのかなとのぞいて見たんですが。
 予想もしていなかった事態でした。

 ことの起こりはこちら↓のツイート。アンケートになってますが、同人、同人誌をご存じない方には意味不明の話題ですがそこはこらえていただいて;;


 これがなぜトレンド入りするほどの話題となって広まったかはこちら↓がよくまとめてくださってました。


 最近では同人誌を発行するサークルさんも、ウェブサイトを開設じゃなくて、もっぱらPixivとSNS、という形態が多いらしい、という話を先日もいたしました。
 ツイッターではフォロワーさん=読者(常連さん)になるのは、まあそうなるだろうなと思いますが。

 同人誌は商業誌ではない(当たり前ですが)。プロ作家ですら同人誌を発行したりしますが、同人誌と商業誌の、その決定的な差は、「書(描)き手本人の都合・勝手」にある。
 同人とは「同好の士」のことであり、同人誌というのは、「同じものを好む仲間が作った本」。
 好き、というものがなければ存在しないのが同人誌。人様の方を向いて、人様のことをあれこれ考えつつ制作・発行される商業誌とはそこが決定的に違う。

 …………ということを、これ、完全に見落としてんじゃないの?;;

 同人誌を作っては見たものの、思ったほどハケないなんてのは、よくあるどころか「当たり前」くらいのもの。
 捨ててしまうのも惜しい気もするから、ちょっとでも興味ある人がいたら、無料であげます、と言って配った。
 無料でもらっては見たものの、あんまり面白いとは思わなかったなー、という、ここまではわかる話。

 驚くのはここからで、無料でもらったものに「面白くなかった」とクレームをつけ(私としては、インネンをつけ、と書きたいくらいだ;;)てきた相手に「お詫び」して、お詫びの品もお送りして……というのは、「なぜ????!!!」でした……。

 これを見て、やはりオタクの世界は「異常」だと思われるのも困るんですが。
 むしろこれは一般社会と同じで、モンスター化したクレーマーに対しては「そんなバカ、ほっとけ」というべきところ、過剰にへりくだって必要のない時間と手間とコストをかけているわけで——これは一般社会でしょっちゅう見ることじゃないですか…。
 ちょっとクレームがあるとすぐにあれこれを引っ込めてしまうお役所や企業さん。私は「気の毒だな」と思うのも通り越して、「こういうバカを相手にすると、まともな客の方が(結果的に)被害を被るので、相手にしない。という方向で」と、最近ではそのように思っています。

 すくい上げるべきちゃんとしたクレームと、相手にしてはいけないバカは区別しようねというだけのことなんですが。

 むしろ、一般社会よりも、「個人の”好き”」こそを「原理」としている、オタクの世界でこんなことがあるものかと——そちらにびっくりしました。

 同人誌と言っていながら、マイナーなジャンル——小説でもアニメでもなんでも同じですが、もともと世間ではあまり知られていない、まして熱心なファンはもっと少ない、という中でも、「でも私は好きだから!!」で行動しているのがオタクというもの。

 自分の好きについて、誰の指図を受けようというのか。
 まして、好きだの萌えるだのは完全に、個人個人の好みでしかない。面白くないとかつまらないとか萌えないとかは読み手の都合。書き手はそんなことは関知しない。
 それこそがオタクというものなのに——。
 つまらなかったという感想を言うまではわかるとしても、返金を求めるとかそれに応じるとか、「お詫び」とまできたら本当にわけがわからない。

 基本的にはこのかた、いい人なんだろうなーと思いますが………謙虚はいいけど卑屈はよろしくございません。謙虚すら、美徳よりは「悪徳」に振り分ける文化もあるくらい。
 
 さすがにこれは極端な事例ですが、でも、これを見て、ヘンだ、と思うなら、「オタクはヘンだ」ではなく、これと同じことは一般社会ではもっと広範囲にある、と言うことを改めて考えてみていただきたい。
 で、岡目八目の冷静さで、こういう問題の「本質」に目を向け、「バカは相手にすべきではない」という「気づき」になってくれればいいな——と思った次第。

 金銭の授受そのものにはルールも責任も生じるのはわかりますが、好きか嫌いか面白いかつまらないか萌えるか萌えないかは、そんなもんには作り手の「責任」などない。
 作り手は(この場合)、自分の好きという情熱を表現しただけ。他人のためにやったわけじゃない。

 自分で好きで買った本なら、好きも嫌いも、それは「読み手」側の責任てもんですよ。
 自分の好き嫌いすら他人に「おまかせ」しちゃう、それもまたモンスターなんちゃらの精神構造でしょうね。
 以前から思うことではあったけど、モンスター各種の人たちって、我が強いようでいて、実際は自分というものが何もない、本当に空っぽの人たちなんだなあ……、とあらためて思いました。
 
 他人に何を奪われても、好き、というものだけは絶対に渡さない。
 せめて、それくらいの「自己」があってもいいんじゃないですかね。


 ところで、この話題で思わぬ注目を浴びてしまったツイ主様ですが。
 この際だから自分が好きなものを(有り体に言えば日頃はマイナーなので、これに乗じて)宣伝しちゃえ! というその気合い。素敵だ。
 オタクはかくあらねば。ねえ。

 
 
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tag : オタク 腐女子

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