時間の向こうの永遠

 永遠の愛を夢見る人は少なくないと思われますが、現実は厳しい、ということを知る人もまた、少なくないことと思います。
 中には、まあいろいろあったり無かったりで、永遠の愛どころか愛と聞いても鼻の先で笑うような人もいますが、でも、「難しい」ことだからって、それが即座に「存在しない」と決め付けることはない。
 よーするに自分にはできないというだけのことで、世の中にはそれを実現する人もあるんだろうし、であれば、自分の狭い考えだけで「永遠だなんてそんなもの」と冷笑するのは心得違いというもの。

 ということで私としては「永遠」を否定しない。
 しないどころか、「あるんじゃないすか」という。
 永遠というものは私どもが考えるような「時間」のことではなく、もう少しべつのところにある「記憶」ではないだろうか——

 そんなことをこのブログでもいつぞや書きましたが(探さなくていいですよ;;)、同じような結論に至った方をお見かけして、ですよねえ、と。



 永遠なんて「嘘」だと言って、自分がその永遠を裏切ったと思い、傷ついた人に、永遠だと思ったその一瞬に嘘がなかったのだから嘘ではない、その永遠はちゃんとある——などと言ったことがありますが。
 やはり似たような結論になる人っているんだな、やっぱりそういうものじゃないのかな、と思ったツイートでした。

 ただ、永遠の一瞬は「ある」というのと、「永遠は一瞬にしかない」というのとでは、だいぶ、気持ちの向きが違うようだとは、言えますけども。

 これは私どもがこの三次元の、物質の世界に、物質として存在している以上は仕方のないことだろうな、と思います。

 永遠を願ってみたところで、死なない人などいない。考えてみればこの段階で既に、物質としての永遠性はない、と決められている。

 それでも私としては、永遠だとした瞬間があったなら、それはもう永遠なのだ、という感覚が消えることもなかったんですよね。
 でもまあ誰に説明してもわかってもらえそうもないことだし……、と思ってきましたが、そういうときに量子論を知ったときは嬉しくなりましたねえ。

 物質はどんどん小さくしていくことができる。私どもは義務教育中には、物質の、分子、原子、なんて話を聞きますね。でも実際にはこれが物質の最終単位ではなくて、原子もさらに、中性子、陽子、と細かくでき、それらを構成する「最小の物質」、これが量子です。
 超ひも理論はまだ実証されてはいないものの、この理論によりますと、その最小物質の大きさは、(プランク長程度とすると) 10のマイナス35乗メートル、とのことなんですが………まあ、わかりませんよね;;

 この量子の世界にまで入り込むと、時間が崩壊する。
 私が大いに気に入っているのはこの点です。そもそも物質は「ときに波動でありときに粒子であり」とのことで、実にいい加減で、揺らぎまくっているわけです。
 この考え方も面白くて好きですが、これを推し進めてたら、とうとう「時間」までなくなったよ! と、——最初に聞いたときは「わけわかんない!」と喚きつつも楽しかったですね。

 ああそれは面白い、と思った本があったんですが今ちょっと見つからないので…ひとまずこちら↓の記事で。

時間は実在するか?(日経サイエンス)

 時間なんてものは本当はこの宇宙にはなくて、ただ、それだと人間がこの物質の世界に適応して生きていくのには不便なので、人間が、時間という「概念」を作っているだけではないかという「仮説」ですね。

 仮説でもいい、面白い(笑)

 時間が、人の考え出した「幻想」に過ぎないなら、一瞬だろうが永遠だろうが、同じことではないか。
 
 私がぼんやり昔から思い描いていたのは、時間という概念とは違うところにある、「真実」のようなものだったかもしれない。
 時間の長さは人間のご都合なので、それは問題じゃない。時間の中で私どもは必要なことを必要なように経験することになっているので、実際には永遠をつかみつつも、時間によって「失う」経験もするようになっている、だけ。なのかも。

 時間の長さが問題ではなく、その人が、確かに永遠だと思うものがあり、あって、これから有るなら、永遠を疑う必要はない。

 確かに有るなら、なぜ、私どもはそれを失うのか、数ヶ月や数年くらいで喪失するのか、という懐疑論者の言うこともわかるけど、でも、それはしょーがない。

 万物は流転する、とはヘラクレイトスの言葉でしたか。生まれた瞬間から死に向かって変化し続ける、物質の私どもの、それはもう、宿命というものじゃないかと思います。こればっかりはしょーがないです。
 物質として存在するのをやめたとき、その時こそ、時間という概念から自由になった永遠と出会うのかもしれませんね。

 なんだか凄まじいくらいの寝言になってますが、でも、私の思うところを言葉にするなら、こんな感じ、です。
 
 
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