Entries

It's not your business

 とりあえず、何かあったらまず怒る、というのをやめましょうや;;
 というのが、私が一番強く思ったこと。
 あと、「この動画をやたら流すのはやめれ」「見た方がショック状態になるわ」「それだって立派な”傷害”なんだぞ」「そうなったらユナイテッド航空のことを言えんでしょうが」。

 というわけで、アメリカ、ユナイテッド航空の「乗客引きずり下ろし」の件。

 本来の旅客機の座席数以上の予約を受け付けるのはキャンセルが出ることを見越してのこと。空席を可能な限り減らして飛行機を飛ばしたいという気持ちはわかる。
 予想よりもキャンセルが出なかった場合はダブルブッキング(二重予約)となるわけですが、その時の対処法は、私は初めて聞きました。

 通常は事情を説明して、搭乗を諦めてくれる人を募り、協力金等を手当てする。
 希望者がいなかった場合は「抽選で」降りてもらう、とのこと。

 日頃、日本の新幹線の予約くらいしかやらない私としては、飛行機ってなあズイブンだねえ、それで誰が降りる降りないってやってる間は飛行機飛ばないんでしょ? とびっくり。

 抽選でと言っていながら選ばれたのはなぜかアジア系ばかりだったとも聞いていますが、ともあれ、選ばれたうちの一人がお医者様で、患者さんの診察があるので降りるわけには行かない、とのこと。
 これはこれでもっともなことなんですが、それを聞き入れず、ユナイテッド航空側は「連邦航空保安官」を呼び、強制的に降機させようとしたけれども、その人が抵抗したために「暴行」したというお話。

 いろいろ事情が入り組んでいるわけですが、私のツイッターTLには怒りのツイートが流れてきまして、事情もわからないのでナンノコッチャ、だったんですが、しかし私と同じように事情がわからないのにいきなり激怒しまくりツイートが来たりして、ますますわけがわからない。

 どうもねえ……事情がわからないうちはなんとも言いようがないことってあるもので(というかそうするしかない)、なのに、どうもこう、話を聞いたら「とりあえず怒る」って人、多いなあ、と思いました。
 「〇〇に設置された電柱が倒れました」って聞いた瞬間、「けしからん!」つって怒る人ばっかり。そんな印象。

 設置された場所はどこだったのかどんな状況なのか環境なのか、設置後どれくらいの時間がたっているのか、そもそも倒れた原因は何か——とか、聞いてみないとわからないのに、いきなり「誰か」を勝手に脳内で「犯人」に決めつけて、ガーッと怒る。

 ………これやめましょうよ本当に;;

 っていうと、これはこれでまた怒られることが多いんですけどね(笑) 自分が怒っているのは「心のクセ」だということを認めない。自分は「正しい」ので怒るのは当然、それを咎めるとはなにごとだ、と言ってまた怒る(笑)

 でも、怒るっていうのは健康にも悪いことだし、事情がわからないうちは、ひとまず怒るのはお預けにして、詳細な事情を聞いてから、怒るかどうするか決めたっていいでしょう。

 どうも今の世の中がやりにくいのは、とにかく何かあるごとに、まず怒る、というのを「習慣」にしている人が多いからじゃないかなあ。そんな気がする。

 怒るのは、「私は正しい」からじゃない。本当に正しいならむしろどんと構えていられるはず。
 怒るという反応は多くは「防御反応」。自分で自分の身を守ろうという意識の表れなんですよね。
 すぐ怒る人は、つまりは、誰かに何かされるのではないか、自分に危害を加えるのではないか、とビクビク怯えている人ってこと。

 それはまあいいとして、でも、こういう、「ネットで見かけた話」にまで「びくびく怯える」のはやめたほうがいいでしょう。体に悪い。
 ただでさえ自分の日常生活の中でびくびく怯えてギャーギャー怒って自分の体を痛めつけているのに、自分とは関係のないこと、ほぼすべてについてまで怒っていたら、………そりゃ心身のあちこちに不調や不具合も出て来ますよ。

 こういうのも大体はパブロフの犬——いや、あれは条件反射でしたね。
 どんなニュースを聞いてもまず怒ろうとして身構えているのは、条件付けがあるとも言い難いから、ただの反射、ってことかな。
 習慣はなかなか変えられないかもしれませんが、少しずつ心がけていれば、少なくとも現在よりは改善されるものなので、まず、怒るまえに深呼吸、あたりから始めるのってどうでしょうね。

 ユナイテッド航空の件については、やはりアメリカの事情もあるので、やたらに非難はできない(航空保安局は、大きくは国土安全保障省の中にあると聞けば、911以来で無理もないと思えます)。
 とはいえ、降機する客は本当に「抽選」だったのか、スタンガンまで使用するのは妥当なことだったのか、そもそもダブルブッキングがそうもしょっちゅうあることは改善される余地はないのか、という、それぞれの疑問点について「怒らずに」意見を述べることはよろしいんじゃないでしょうか。

 私個人としましては、下記の記事を読んで、ふーん、と言っているところです。


ユナイテッド航空「炎上」、その後わかった5つのこと
2017年4月12日(水)19時20分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

ユナイテッド機の引きずり出し事件に中国人激怒、の深い理由
Chinese Blame America for United Airlines

2017年4月12日(水)16時40分
ジェームズ・パルマー

  
 
関連記事

ご案内

プロフィール

みずはら

ブログ内検索

最新記事

地球の名言

presented by 地球の名言

右サイドメニュー

月別アーカイブ