Entries

やってみせてから。

 昨日はツイッターではやけに生活上のノウハウやら社会人の「護身術」、処世の知恵、心構え各種、みたいなものが多くて、なんだろうと思っていたら。
 新社会人、新入社員の方々への、「メッセージ」とかいうハッシュタグが生成されていたんですね。(^^;)

 でもなかなか、興味深いし面白かったですよ。

 なかには「こういうタグでエラソウにしているものはいっさい無視してよし」という「助言」もありましたが……まあそう斜に構えることもない。
 皆さんそれなりに、自分の経験や苦労から得られたことを語っているので、私が読んでも、ああなるほどねえと思うものもありました。

 一言で社会人といってもそれぞれの分野も道のりも違っているわけですから、ああそういうこともあるのか、そっかー、というの、ありますよね。

 セッキョー臭くてヤダ、というのもなかにはあるんでしょうけども、私が見たなかでは、過労死なんぞしないための、「逃げ出す知恵」を語るものもありましたし。
 まあなかには表現方法をちょっと間違えて、かえってお若い方からは反発くらいそうなものもあったんでしょうけど、よーするにどのメッセージも、お若い人を心配しているんだな、というのはわかりました。

 自分自身が追い詰められたときのことを思い出して、そうならないように、あるいはそうなっても切り抜ける知恵はあるから、と、一生懸命示しているわけで、それはそう無下に扱うこともないと思いますよ。
 若干、表現方法に問題があったとしても、誰かがあなたを心配しているし応援しているし、いずれこういう壁にぶち当たるのは確実だけど、そうなって大丈夫なんだよと言いたい。それだけですから。

 心配するあまりつい前のめりになって、鬱陶しがられることって、悲しいけどこれもよくあることですね。(^^;)
 
 もうちょっと他の言い方をすれば鬱陶しがられるのも少しマシになるのに惜しいな、ということは、とりあえずいいとして。

 話題を振られても私が全く返事をしなくなるのはそういうアドバイス系の話題より「今時の若い者は」という愚痴の方ですね。
 若い人は気が利かないとか常識がないとかね。
 あるかっつーのそんなもん。

 自分が若い頃はどうだったのさ、と私は言いたい。

 私の場合はもともとの性格があんまり他人のことを気にしない(悪意はないけど眼中に入れない)ところががあった(……ある)ので、気が利かないのも非常識なのも、かなりのものでしたよ。自分で言うのもなんだけど。
 社会一般常識の獲得というのは、どうしても時間と経験が要るものなので、かなりしっかりした人でも、思いもかけないところに落とし穴があったりします。
(領収書の”上様”がわからない、というエピソードはこの代表格ですね。でも、何度聞いても面白い・笑)

 それをいちいち非常識ってさ。
 ただ知らないだけだったら教えてやりゃいいでしょうよ。年寄りの存在価値はそこに(だけ)あるんじゃないの?
 なんだィまるで自分は生まれたときから一人前のオトナだったみたいな顔してさ。

 昨日もなんだかそんな話題で盛り上がっているところに紛れ込んでしまいましたが、返事もしないで黙ってました。
 よっぽど、いや私もルーキーの時はもんのすんごい非常識でしたよ、気が利かないし非常識だし無気力だし傍若無人だし……といってやろうかと思いましたが、まあ、そこまでひどい話題にはならなかったので。

 お若い方。そういう次第ですから、非常識だのなんだの言われても、そのこと自体は気にしないでくださいね。
 何が常識と「されている」のかを覚えりゃいいだけです。

 教えるべきことも教えずに、ただ知らないだけの人を、非常識だと叱ったり笑ったりなんてのは論外なので気にしないように。
 かなりアホっぽいことでも正面から堂々と聞けるのはお若い方の特権なのでそれを活用すればいいと思います。

 その、昨日盛り上がってた場の中では新入社員からもっと幼い子供のことになって、家に上がるときに靴はこう脱いで、上がってから靴はこう揃えて…と何度言っても聞かない、というのがありまして。
「言ってるだけじゃ子供は聞かない(覚えない)よ」
 と思って聞いてました。

 幼い子供さんでも新入社員でもその辺は同じかもしれません。ああしろこうしろいうのも必要だけど、結局、「覚えて」もらうなら、自分が率先してそういう姿を見せるのが一番です。
 子は親の鏡と昔には申しましたが、実際自分が玄関では靴を脱ぎ散らかしているのに、子供にだけ、脱いだ靴はきちんと揃えましょうなんて言ったって真面目に聞いちゃもらえない。

 ものを教える順序としてはいきなり口で言うよりは、自分自身の行動を示す方が先。
 ………これ、自分自身がどうだった? と私は逆に聞きたい。
 自慢じゃありませんが私は親自身が実践してないことは、いくら言われたって実行なんかしませんでしたよ? 自分はできてないのに子供には完璧を求める(うちの親父にはこの傾向があった)とは、どういう了見だと思ってました。

 みんな自分が子供だったり若い人だったりしたの、忘れちゃうのかしらね。

 これについては山本五十六の言葉を聞いたときに、「ですよねー!!!」と思いました。(^^;)
 聞いたことがある人も多いと思うんですが、

「やってみせ、
 言って聞かせて
 させてみて
 誉めてやらねば
 人は動かじ」


 たいていの人はものを教える「順序」を間違っているか無視しちゃってるんじゃないか? と思います。
 それに、人にものを教えるときは、相手がどうこうではなく、まず自分自身が問われる、ということも。

 
 そういう人は多いのかもしれないけれど、まあそうは言っても、お若い人を応援しているということではある。
 そう思って、あのタグに寄せられたものも、「そんなこともあるのかな」くらいに読み流してもらえればいいんじゃないかと。(^^;)
 
 
関連記事

ご案内

プロフィール

みずはら

ブログ内検索

最新記事

地球の名言

presented by 地球の名言

右サイドメニュー

月別アーカイブ