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人民裁判の愚とみる

 東京都の築地市場移転に関する問題、第3者の立場で聴いてますが、もーわけがわかりませんね。
 結局、何がどこから問題になったんでしたっけこれ? と、もうそこからわからない。(^^;)

 環境基準の何倍とか何十倍とかいうが、その基準はなんのためなのか? 何についての基準なのか?
「基準値を超えても問題ない」という人があって、「問題ないならなんのためにある基準値なの?」と、私などは混乱しておりました。

 聞けば、あの環境基準値というのは地下水を飲用にする際の基準値、とのこと。
 基準値を超えても問題ないというのはつまり、それを飲用水にするわけではないので問題ない、ということなんですね。
 そうならそうと言ってくださいよ;;

 どちらにせよ私が気になるのは、皆さんがひどく感情的になっていること。
 感情的であり公私混同していること。



 なんでいちいち「怒る」んだろう、というのが私の不思議に思うところです。
 怒ったってしょーがないし、まして個人を「憎んで」、何かいいことあるんかい、と。

 怒ったり憎んだり恨んだり呪詛したりしていれば問題が解決するならそうすればいいと思うけれど、そんなもん、こういう時にはクソの役にも立たないでしょう。

 問題が起きたときはむしろ感情はあえて排して、冷徹なほどに、現実現状、諸条件に「対応」する必要があるわけですね。
 誰か一人を吊るし上げてギャーギャー騒いで。
 そんなことがなんの役に立つっていうんです?

 でもこういうこと、本当に多いですね。

 問題が起きたり、利害関係が対立したりすれば、感情的に相手のことが不快になるのは仕方のないところですが、でも、その不快な感情に自分で負けると、冷静な判断力は失われますよ?
 頭にきてカッカしている人が、冷静に、適切な判断ができるわけないんで。

 感情は感情でしょーがないけれど、こういうときは無理にでもそのことと現状、現実とを切り離して考えないと、物を見誤りますよ? それでは問題解決は遠のくばかり、自分にとっての利益も遠ざかるばかり。
 たとえ自分が不利益を被っても、憎い誰かを叩ければそれでいいとでも?

 どうも不思議ですね。
 罪を悪(にく)んで人を悪まずという言葉がありますが、そういう心構えでいないと問題を処理するための能力は発揮できないでしょう。

 何か一つ問題が起こると、たちまちそれを人格と結びつける、というのはよく見られますが、これはやめたほうがいい。
 
 上記のツイートを見て、私も初めて、石原さん、そんなことを言われていたのかとびっくりしたんですが、これはよくないですね。
 で、石原さんの言動・行為への批判はまあいいとしても、ご病気のことをあげつらって嘲笑うということは、同じご病気の方々を嗤うことになる、この非礼を指摘されて
「石原愼太郎さん自身が差別的なことを言ったことがあるんだ」
 というリプもついていますが、これも典型ですね。公私混同の。
 だいたい感情的な人はこういうことを言うんですよね。理屈にも理由にも言い訳にすらならないことを強引に結びつけて正当化しようとする。
 味噌も糞も一緒って言うんですよ、それ。

 石原愼太郎さんが過去に無神経な発言をしたとして(してるんだろうなああの人なら、と、私も納得してますが)、だから自分が彼に同じことをしていいという理屈は成り立たない。
 相手がそうだからと言って、自分が彼と同じことをすれば、自分も軽蔑しているはずのレベルに落ちることになる。——それでよろしいの?

 自尊心というものがあるなら、こういうところでこそ発揮してもらいたい。

 相手本位ではなく自分本位で考えたほうがいいですね、こういうときは。

 ともあれ。 
 築地市場移転問題と、石原愼太郎さんのご病気はまるで別のことで、この問題についての石原さんの「言動を」非難するのはともあれ、そこで人格そのものを「バカにする」、病気であることを「差別」する(結果的に、同じご病気の方々を侮辱する)——こういうのは立派な「公私混同」になるので、やめてもらいたい、と思いました。

 ただでさえ入り組んだ問題だというのに、感情的になってあいつが嫌いだの憎いだのと喚き始めると、もう収拾つかなくなるでしょう。
 まともな判断力があるなら、感情的なものは持ち出さないように願いたい。

 科学的に、法的に、かつ、ビジネスとして、何が優先されることが妥当か。その冷静な視線を、関わるどなたにもオススメしたい。
 感情論ははっきりいってどーでもいい。
(ドウデモイイ、というよりむしろ百害あって一利なし)

 都議のツッコミが足りなかったのは、そのせいでしょう。
「悪人」を作って吊るし上げようという「感情」に負けて、本来の問題を解決する、という最大のミッションを取り落としましたね——、というのが、新聞やネットの記事で拝見した、私の百条委員会への「感想」です。
 
 
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