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2017.03.12 (Sun)

焼酎くさいビール?

 福島のお米は安全だろうけどみんなが買わないから私も買わないという、究極にアホーなことを言った女性の芸人さんがいると風の便りに聞いていたんですが、あれNHKの「あさイチ」にご出演のときのものだったんですね。(^^;)

 今、福島県は気の毒になるくらい諸検査を徹底していて、はっきりいうなら科学的には不必要に厳しい基準でやっているんですから、「安全」というのならこれほど安全なものはない。
 放射脳が逃げていった先の地方の方がよほどグダグダ(というのはあくまでも福島県と比較しての話ですが)じゃないですかね。
 
 …と思っていたら、内海桂子師匠のツイートが流れてきまして。



 ですよねー。
 本気で安全とやらを求めるのならこういう発想になるはずなんですよ、知性というものがあるなら。

 先だってのアンケート結果では、これだけのことがすでに行われているのに、「福島県産のものを購入するのにためらう」と答えた人が15%ほどだったと聞いて、
「それが日本におけるバカの割合か」
 と思ったんでした。
 
 それがどんなことについてであれ、アンケートとって100%という数字が出ることはまずありえないので、こういう答えをする人がいるのは仕方がないことだと思っていますが、数字は下がってきているとはいえ、15%ではまだ高いかな。せめて1割未満になってくれないと世の中の空気が悪くなる。

 震災後に嫌いになった言葉や概念はいくつかありますが、特に「安心安全」という言葉は死ぬほど嫌いになりました。
 安全は、いい。これはわかる。これは客観的な数字、基準、科学的な根拠というものを持っているので、可視化できる。
 
 でも、安心、てのは、これはもう、「みんなが買わないなら私も買わない」というような、極めて感情的な、情緒的な、はっきりいえば「妄想」が入っているものなので箸にも棒にもかからない。

 情緒的で何が悪いと言われるかもしれませんが、悪いに決まってんでしょう。情緒で凝り固まるというのはつまりは「妄想の中で生きている」ってことです。物の道理も客観性も知性も何もあったもんじゃない。

 妄想でも楽しい妄想ならいいですが(私が海自の礼服見てうっとりしてるときみたいに)、被害妄想や極度の不安心理ですからねえ。その妄想を自分の内側だけに納めていてくれればいいですが、こういう人たちはとにかく「お仲間」を増やしたがる傾向がある上、「声がでかい」ので、周辺への被害は甚大となります。
 震災からこちら、こういう人たちの根拠のない不安と被害妄想が作り上げた「風評」が、どれくらいの経済損失となっているのかと考えると気が遠のきます。

 私も不安心理が強い人間だから、不安というのはつまりは妄想そのもののことだ、というのはわかるんですよ。不安感を正当化しようとしてあれこれいう人がありますが、何せ私は自分自身がそういう人間だからわかる。屁理屈を並べたって通じませんよ。——まったく自慢にはなりませんけどね。(^^;)
 自分も基地外だから基地外のいう屁理屈は全部わかるよ——なんて、自慢にゃなりません;;

 最近ではようやく、ちゃんとしたクレームと、モンスターなんちゃらを区別しようという声も出ていますね。いい傾向だと思います。
 きちんとすくい上げるべき声と、相手にしてはいけない妄想は、区別して対応しないと、本当に、現実の損失となってしまう。

 そのあたりがもうちょっと浸透していくといいな、と思います。

 私の亡父は若いころ、お酒の仲卸の会社に勤めておりましたが、よく聞かされたのは、ビールの売り込みのお話。
 焼酎の方が有名なメーカーさんが、ビールの製造・販売にも乗り出したことがあったそうで、父はその売り込みをしていたそうですが、なかなか売れない。挙げ句の果てには
「〇〇酒造のビールは焼酎のニオイがする」
 とまで言われたそうで、そんなバカな話があるか、ビールはビールだ、と怒っておりました。

 子ども心にもなるほど世の中には度外れたアホがいるんだなと思いましたが、………そのアホの数が少なくなってくれないと、世の中は成り立っていかないのだということを、今、目の前に見ている思いがいたします。

 ちなみに、うちでは震災前から福島県産のミルキークイーンをいただいておりまして、その後も継続しております。
 一時期手に入らなくなったときは本当に泣いた……。
 復活してくれて、ありがとうございます。
 
 
 
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タグ : 人間

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