私は悪くない・の心理
2017年03月06日 (月) | 編集 |


 週明け月曜日は軽い感じでいきたいと思ってるのになんでこういう話題を持ってきちゃうかなあ、と自分でも情けない気持ちがしつつ。
 でもこういうことの本質は、その問題点については何度も何度も何度も何度も言い続けなければならないようなので、しょーがないかな。と。

 被害者側に「落ち度」があった、という「指摘」は、それがなんの話題でも必ずでてきますね。
 こういう人たちは、「物事の裏側」や「多くの人が見落としている点」を指摘してやった、という優越感でもあるかのような顔をし、あるいは物言いをする。だから尚更、怒られたりするわけですが。

 被害者側に落ち度はなかったか? って? ——あるわけないだろボケ。
 
 というのは、その「落ち度」とやらの内容を考察すると、落ち度とやらが、ないようにするためにはどうしたらいいかというと、「事件をあらかじめ予見し対応する」か、「世の中の人すべてを、こういう犯罪者だとみなして対応する」しかない。
 やれるもんならやってみろ、てんですよ。
 そうすればしたで犯罪者扱いされたと言って怒るくせにね。

 なんにしろ。
 犯罪被害でもいわゆるいじめ問題でも(いじめというのも犯罪なので、本来的には同じことなんですが)、被害者に落ち度なんてもんがあるわけない。
 犯罪者は被害者のことを人間だなんて思ってない。こういう「指摘」とやらをいう人は、なぜか、犯罪者と被害者の関係を「人間関係」だとみなすんですが、——たとえば狩猟をする人がですね、自分はその獲物と「人間関係」がある、とみなしますか?

 そんな風に見ていたらとても生き物を殺すなんてことはできない。
 犯罪者は、被害者を人間とはみなしていないし、被害者からしたら尚更ですよ。
 落ち度、というのは、相互のやりとりが「対等に」ある状態の中から、ああそれはちょっとまずかったかもねー、というもの。

 人間ではなく、なんらかの物体、獲物あつかいすることされることを「対等な人間関係」と言えるのか?

 この認識がそもそも私には不思議で、解けない謎です。
 
 あと、いじめもそうですが、関係ないなずの第三者が、なぜ、「いじめられる側(被害者側)にも落ち度がある」という答えにまずしがみつくんでしょうね?

 加害者がこういう寝言を言いたがるのはまだ理解できる。自分がロクデモナイ犯罪者だなんて、なかなか認める勇気ってないものですから。
 勇気がないからこそ犯罪者という卑怯者になるしかないんだけれど、そういう現状や自分を認められる人は多くない。

 加害者がそうであるのは理解できる。でも、事情も何も知らない「部外者」の立場でありながら、そうやって知りもしないのに人を裁くようなことを言うのは、なぜか。

 実際これは私には本気で不思議に思うことのひとつですが。
 仮定として考えられるのは「自分も同罪だから」「同じ犯罪者としての経験があるから」「自分も犯罪者だから」——これしか思いつかない。
 だから、例えばセカンドレイプだなんて言われる。——実際、その通りだと私も思いますが。

「弱きを助け、強きを挫(くじ)く」という言葉がありますが、こういう人たちはその逆をやる。
 彼らにとっては「弱き」こと自体が、犯罪を犯すよりも「悪いこと」なのかもしれませんね。

 でも、意図を持って仕組まれた悪意の前では、たいていの人は「弱き」立場になりますよ。
 弱いから犯罪被害にあったのだ、と言うのは、やはり、犯罪者が好むいい訳ってことにしかならないと思いますね。

 とはいえ、こういう人たちが、そういう自分の認識を認め、自分が犯罪者だと認めることはほぼない、ということも、承知しております。
 いじめられる側にも問題があると言い張る人たちの頑迷さがどれほどのものか、私も知ってる。

 それでも、犯罪者の言い分が堂々と通るようではこの世は闇としか言いようがありません。
 
 イスラムが強い地域では特に顕著ですが「名誉殺人」などと称し、被害者を身内が殺すというとんでもないところがありますが、あれは本当に、世の中に善美も何もない。

 ああなったら人間もおしまいだ、というのが私の思うところ。
 
 正直言って馬鹿馬鹿しいのも通り越しているので、もうあんまり言いたくないけど、それでも、「浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」ってことで、言い続けないとならないことなんだな——と、半ば絶望的な気持ちで思う次第です。

 結局、犯罪者のロジックは、「自分が悪いことをしたとしたら他人のせい。他人のせいだから自分は何も悪くない」。
 でもこれ、ここまで酷くはないというだけで、大抵の人が持ってる「心理」でもあるんですよね。
 自分は悪くない、誰かが悪い。悪いのはその誰かだから自分は悪くない。——と。

 犯罪者に、まず自分がならないように——自分自身にもそのあたりを確かめながら進んでいきたいと思っております。
 
 
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