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亀の甲より年の功


 
 歳をとることのメリットというのはちゃんとあるもので、自分で言うのもなんですが、平均があるとして、その平均よりはかーなーり神経過敏で何かっつーと悲観的な私ですら、あんまりガタガタ騒がなくなってきました。
 
 何をやってもうまくいかない、という時期は、決まった周期ではないにしろ必ずある。
 そういう時期を何度か経験してきた、ということは何度か、乗り越えたりやり過ごしたりした経験から、何かが襲ってきても
「……あ。またか」
 という感じになるんですね。

 こういうものはやはり時間の中で育ってくるものなので、亀の甲より年の功、と言われるものなんでしょうね。

 もちろん世の中には若いときから老成しているというか、「わかっている」人もいて、そういう方には釈迦に説法、ということになるでしょうけども。
 でもまあ、たいていの人は年齢もお若いうちには、もう「お先真っ暗」みたいな気持ちになることも多いのではないかと。

 いやが上でももろに波をかぶる時期というのはあるもの。泣きっ面に蜂、という言葉の通り、物事って重なるときは重なるし、そうなると「なんでよりにもよってこの時期に!」と頭にもくるけれど、嵐はいずれ去る。
 そんなことを、小さめのことから大きなことまで経験すると、もう、あんまり騒ぐ気もなくなる。
 
 これはけっこう、いいことだな、と思いますね。(^^)

 私はあんまり、「若いもんには負けない!」などというのが好きではなく、
「いや〜そりゃ若い人には負けますよ〜イロイロね〜」
 といって、もうお任せにしてしまうほうですが、それでもね、この時間というものだけは、確かに得られる財産なんだなと思います。

 年長者は敬えと言われて納得しがたい気持ちになるのも理解できますが、それが何であれ、時間と、時間がもたらす経験とその熟成っていうもんがある。そう思いますね。
 これは年齢のことではなく、例えば、新しい職場に行ったとき、自分よりも年齢ではお若いけれども、その職種では10年のベテラン、という人がいたら、その人は自分よりも「年長者」ってこと。

 ということで単純に年齢だけのことではありませんが、ま、一般的に一番わかりやすいのは年齢なのかなと思います。

 この私ですら、歳を重ねてきたことで、昔の私からは想像もし得ないほどの、「……あ。またか」という、「騒がない」態度が入手できたんだな、と思いますと、なかなか、感慨深いものがございます(笑)

 そんなわけなので、ふだんは遠慮なく(?)若い人には負けておりますが、それでも歳を重ねた人間には、まだ経験の不足ゆえに緊張感を高めている若い人に、言ってあげられることもある。そういうことのようです。

 自分は若いときにはどうだったのかというと。
 振り返れば、私にも、もう明日死ぬしかないくらいに思っているとき、なんてことはないよとなだめてくれる年長の方もありました。
 ——ありがたいことだとは思いはしましたが、でも、聞く耳持たなかったですね。ハッキリ言って(笑)

 だから、そういう言葉が素通りされることもまた、わかっていたりする(笑) 経験上(笑)
 それでも、誰も何も言わずにいるよりはずっといい。
 嵐がさって、もう何年も経ってから、ああそうかなと思えることがあればそれでいいわけですよ。
 
 そうやって、ゆるゆると、途切れかけても繋がってきているものがあるんじゃないでしょうか。

 ということで私もまた、その嵐だか大波だかが近づいているのを新年早々から感じておりますが。
 昔に比べるとガタガタしなくなったわ、エライわ、と、思っているところです。

 ガタガタしないというだけで緊張感は当然あるので、なんかまた不整脈でそう——とか言ってますが、そのへんもまた、織り込み済みってやつです(笑)
 
 
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