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獣性のころ



 またツイートの引用ですみません。
 リンクがあればそちらにするんだけど、こういうのはフィーチャーフォンではどうなるのかな…;;(ついったーさん、なぜにフィーチャーフォンでのサポートをやめちゃったの?;;)

 とはいえ私が書くのはこちらへの感想ではなく、「それで思い出した」話なので、直接、どうしても、ご覧いただかないと話が通じないってことはないのですが。(^^ゞ

 ツイ主様のエッセイ漫画ってことで——ぬしさま(っていうと里言葉みたい;;)中学生の頃のお話で。
 主さまは大腿骨を切断して付け直すという、大変な手術をなさったそうですが、しばらくの間は学校にも行けなかったんですね。
 で、遅れてはいけないというので勉強はしっかりやっていた。そうしますと成績が学年1位ってことになり、「ガリ勉」的に変に目立ってしまったとか。
 それがきっかけで、「ご学友」の皆さまからは随分心ないお言葉を頂いた旨のお話。

 ただでさえ大怪我をして大変だった人に、なぜ、そういう、ここでは書くのもはばかられるようなことを言うのか。よく言えたもんだな、と思います。人間じゃねえなオマエラ。
 嫉妬心のくだらない(まさに負け犬の遠吠えの)言葉だというのはわかりますが、でも、これを言った連中ってさ——そういうものを平気で外へ出して、しかも恥じるということがない——ある意味、その人の「本性」そのものなんでしょうね。
 くだらない、最悪の、醜い姿が丸出しになるのが、この中学時代ってもんだよなあと思いました。
 それでつい、自分の暗い過去も思い出されてしまいまして。

 あの年齢の頃ってなんなんですかね。
 幼い頃にはもうちょっとマトモだったり、あるいはもっと年をとると多少、人間としても磨かれてくるけれど、12〜15歳ごろって、その人の一番ネガティブな部分が丸出しになる、そういうことが多いように思います。

 一説には脳の構造が変わるのと、ホルモンとの関係で、ああやって荒々しくなり、「獣性」が剥き出しになるのだ、——という話も聞いたことがあるけど、全員が全員、こういう「人間未満のケダモノ」「と言ってしまってはあまりにケダモノに失礼」な状態になるわけでもないですから、——環境なのか、性格なのか。
 ホルモンだけに責任を取らせるわけにはいかんでしょ。(^^;)

 未来に希望を持たないかわり、過去に執着する(あの頃は良かった…ってやつね)こともないタイプなんですが、中学時代って「あの頃に戻りたいとは思わない」どころじゃなく、「戻るのは絶対イヤ」「金を積まれたって断る!」というレベルでイヤです。

 俗に「黒歴史」というものは、でも、だいたい、中学〜高校くらいに刻まれることが多いようです。
 ホルモンの関係もあるにせよ、やはり何かと未熟で、その人のネガな部分が暴走しやすい時期ではあるのかもしれません。

 自分はもう二度とあんなところへ戻りたくはないけれど、でも、じゃあ現在それくらいの年齢の人、これからあの時代へ入っていく人に対して、「黒歴史は刻まないように」と思うかと言えば、それもないです。
 黒歴史も暗い過去も重い罪悪感も、必要なことなら体験することになるし、必要なことなら、あえてそれを避けるべきでもないでしょう。
 失敗も暗い記憶も含めて、それが自分というものになっていく。
 そのことまでも否定しようとは、私は思いません。
 
 何でもかんでも、先回りをして、幼い人、若い人の道を、石ころ一つないほどきれーに「歩きやすく」整えてやることが、「いいこと」だとは思えない。
 転んでも怪我をしても、———そこから回復する手助けはすべきでしょうが、石ころをぜんぶ取り除くことは、むしろ、「余計なこと」なんじゃないかな。


 ちなみに。
 そうやって自分の最もネガな部分が出る時期に、私が何をしていたかというと、自死の方法を徹底的に「研究」しておりました。

 芥川龍之介は、事実上の遺書と言える「或る阿呆の一生」で、「可能な限り迷惑をかけない方法を調べ、考え、決めた」と書いていますが、その見解には私も賛成。
 何をどーやったって人に迷惑をかけてしまうことなんだから、せめてその「被害」が軽微で済むようにしよう、と、そこまで配慮するのが筋ってもんでしょう。
(なんの筋だか。(^^;))

 しかし、面白いもので、そうやって「殺し方」を知るということは「生かし方」を知ることにもなるんですよね。

 蘇生法とか、各内臓をいたわる方法とか、胎児のときに使っていた神経である、経絡(けいらく)の話とか——、つまり、健康法ですね、それから、食事のこととか。
 殺す方法から、活かす方法へ、と———知識が転換されていったのは、今から振り返るとちょっと笑えますけども(笑)

 でも、ものごとってそういうものかもしれません。
 裏と表で、違って見えても、本体は同じもの。

 金を積まれたって戻りたくない自分の過去。でも、現在とこれからのお若い方に、あの暗さは何としても忌避せよ、とも、思わない。

 人間未満の獣性を経験するのが必要なことなら、何が何でも避けろ、とは、言えませんよね。そりゃ。

 ひと一人の命を奪うというような重犯罪にいたらないこと、それだけを守れるのなら、人の最悪の暗さを味わってみるのもいい。
 それも人生なのかもしれません。
  
 あんな時代には二度と戻りたくない、という「感想」に変更はありませんが(笑)
 
 
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