褒める達人
2016年11月14日 (月) | 編集 |
 自分は人から褒められたい気持ちがあるわりに、自分は滅多に人や何かを褒めない、ということ、多いような気がします。

「ほめる達人検定」について聞いたときもそれはいいなと思いました。
 
一般社団法人 日本ほめる達人協会(公式HP)
http://www.hometatsu.jp

 大体のことって「変えられない」わけじゃなく、心の癖だったり、ただの習慣だったりするので、その癖なり習慣なりを変えると、意外とあっさり、変わってしまう、ということも多いもの。
 ほめる、というのもある程度は癖で、最初はいきなり、何か、誰かを褒めろと言われても言葉に詰まってしまうでしょうが、あえて意識して続けていると、だんだん「上達」するようです。

 他人は変わらない。何かを変えたいなら、まず自分が変われ、とはよく言われることですが、本当にそういうことみたい。
 で、褒めろ、と言うと、そんなミエミエのお世辞を言うなんてできない、と、むしろ何かをほめる人の方が偽善者か何かだと言わんばかりの顔をする人がいるんですが。
 それはご自分がそう言う考えでいらっしゃるだけのこってしょ、と。(^^;)
 こちらの漫画を見て、ああ、そうそう、そうなんですよね。と。

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 ダンナさんから見てもほめ上手の奥様。でもご本人にはあえて褒め上手と言う意識は(あんまり)ない。ただ一点心がけているのは「思ってないことは言わない」。

 お世辞の話じゃありませんが、いくらほめるといっても「心にもない」ことであれば、その空虚さは相手にどうしても伝わってしまうもの。(幸い? 伝わらない人もいますが;;)
 褒めたつもりが、嘘になってしまえば、言われた本人にしてみれば自分のことなんですから、嘘ならすぐにわかってしまう。
 これではかえって失礼だし、逆に傷つけることにさえなるんで。

 でも、褒めることが何もない人、ものって、あんまりないんですよね。
 もしも本当に、ここは褒めたいところだけど、でも、それは違うな、と思うなら、そういうときはにっこり笑って黙っていればいい。
 とりあえず、悪く言わなければそれでいい。

 人の潜在意識には、自分と他人の区別がないそうです。
 誰かのことを「バカ」と罵ると、潜在意識は、自分のこともバカだと「記録する」。
 誰かのことを悪く言えばいうほど、自分のこともバカにして、見下して、否定していることになる。

 そんなことを多くの人が日々繰り返しているとしたら、そりゃあもう、世の中、不機嫌そうな顔をした人間ばかりにもなっていくのも当然でしょうね。

 褒めることを心がけつつも、「心にもないことは言わない」ほうがいいというのも、同じ理屈ですね。 
 無理して褒めようとして、思ってもないことを言えば嘘になる。下手に嘘を言ってしまい、相手がかえってショックを受けた様子を見てしまったら、その罪悪感たるや「自分はバカ」だと記録することに勝るとも劣らない。

 心をすなおにする——ということになるんでしょうかね。つまるところ、「褒める」って。
 
 もちろん、いやだ嫌いだと感じるものを、無理していい解釈をしようとすることはない。これはこれでストレスになっちゃいますから。
 何かをいやだと強く感じるのは自分の身を守ろうという本能からきているものがあるので(全部ではない)、あまりにも強い反応なら、それを抑圧するのも良くないことです。

 でも、いやだなと思う人でも、どこかには褒められる美点というのはあるもの——ただいま話題沸騰中のアメリカ次期大統領もそうですね(笑)。
 他の人から見れば、必ずしも、褒めるほどのことではないかもしれないが、それでも、美点、あるいは徳といわれるものが、皆無であるはずもない。

 無理やりなポジティブや、無理やりの「プラス思考」がどんな弊害をもたらすかも研究されていることだし、そこまで無理しなくていいんですが。

 人や物の美点を見て、褒めること。
 褒めたいときでも、嘘になるようならいわないこと。

 このへんは「すなおな心」の現れでもあるけれど、概ね、習慣づけでできてしまうものなので。
 ちょっとずつでもできていけばいいな、と思います。

 ………これ、お恥ずかしいのであんまり言いたくないんですが、私も昔は相当なものだったので。
 これでもかなり良くなったんですよ……これでも!(笑)

 習慣がちょっと変わってきて、好転した習慣が「馴染む」のって、なかなか気持ちのいいものだ、というのは経験と感覚でわかっております。
 褒めることで得られる「利益」と快感が、もうちょっと世の中にも広まっていくといいな。
 そうしたら褒める人が(今よりは)増えてくれるんじゃないかなあ。
 ……と妄想してみる。
 
 
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