むしろモサドが怖い
 どーも関係者がてんでに勝手なことを言っているようで、話がとっ散らかっている印象があり、下手に首をつっこむのもアブナイ気がして、静観していた件。

 女の子のアイドルグループがハロウィンに合わせてライブイベントを開催。その時の衣装が、ナチの制服に似ているというので、例の「不謹慎厨」から非難を浴びた、というのが、ことの発端だった模様。

「不謹慎厨」からのご注進があったかなかったか、とうとうイスラエル大使館までが出てきて厳重抗議があったようです。





 あることが議題になっている時、「そんなことを言うなら、●●の件はどうなるんだ」といって他の議題を引っ張り出すことは、ディベートとしても、ロジックの組み立てという面でも、即刻退場処分を喰らうくらいのものだそうです。
 そういう「話題のすり替え」は、議論の席ではやっちゃいかん、ということですね。

 それはよくわかりますが、でも、イスラエルについては、あえてレッドカードを食らってでも、私としては言いたいですね。
 ——いつまで自分たちのことを棚に上げてホロコーストのことを言う気なのか? と。
 これが第一の、私の「感想」です。

 もちろんナチズムの肩を持つ義理はありませんしそんなつもりは毛頭ございません。

 そもそも私はモノが何であれ、抑圧はするのもされるのも好きじゃありません。一神教は父権主義、男性原理の抑圧主義をそのドグマの基礎としているので、私は一神教はどれも平等に嫌いです。——と念を押した上で。
(過去何度も、一神教系統の宗教から勧誘を受けてきましたが、『私は男嫌いなので一神教はどれもダメです』『救いとか原罪とか契約とかどーでもいいです、論外です』で押し切ったことがあります)
(男嫌いと神様と、なんの関係があるのか、という、一瞬のキョトン顔は何度見ても楽しいです、正直なところ)
(こういうところは私もかなり意地の悪い人間ですよ)

 このアイドルグループの皆様が、少しでもナチ礼賛的なことを言ったのならわかりますが、そう言うことでは全然ないし、その衣装がナチの制服に似ていると言うのも、これ全く主観の問題で、似てると言ったら世間にある軍服や制服ってだいたい似てるんじゃないの?
 これを似てると言った人の見識の方を疑いますねむしろ。


 
 物事の中身、本質ではなく、形状のことにばかり過剰にかまけている。
 そう言う印象ですね実際。

 日本ではフツーに「我が闘争」の本も売ってるし、挙句には「マンガで読む」みたいな本までありましたが、ドイツあたりじゃ本自体がないんだそうで。
「日本て『我が闘争』売ってんの?!」
 と驚かれ、
「えっ、ドイツじゃ売ってないの?!」
 と逆にびっくりだった思い出。(^^;)

 ドイツは戦後、すべての罪をナチに押し付け、それ以外のドイツ人には罪がないことになっているようですが、その件についての意見はまた置くとしても、発禁処分にしなきゃいけないようなものか? と思いましたね。
 ああいうものがたやすく再燃する危険性を自らに感じているのかもしれませんが、だったら尚更、若い人にもきっちり読んでもらって、どの辺がいかんかったのか、確認しておいた方がいいんじゃないかなあ。
「臭い物に蓋をする」態度では、それこそ、再度、現れてくるリスクは高まる気がする。

 この辺については日本も大して変わらないのは確かですが。(^^;)
 なんせ、君が代と日章旗でわあわあ意味不明のヒステリーを起こす人々がいたわけで。あれは「我が闘争」よりナゾですわ。
 現在もそういう手合いはいるけれど、私が子供だった30年前よりは良くなっている。

 ああいう妙なアレルギー反応を起こす一方で、冷静に分析するという作業はあまり進んでいない。俗に右とか左とかいう人々、どれも同じ。
 学術的な検証はどうしたって必要で、好きだの嫌いだのいいの悪いのは「感情」であり、いちいち感情を優先していたらマトモな研究にはならない。
 善だの悪だのの寝言さえ、「冷静な分析」には邪魔なもの。まして正義だなんてそんなもん。さっさとドブへ捨ててこい、っていうくらいの話。

 そういう妙なアレルギーの風を避けながら、ひっそりと、真面目にコツコツ研究している、真の「学徒」という人はいるし、私はそういう人をこそ、敬いたいと思います。
 そういう人がいてくれるから、それでも、これといえる情報や分析に当たることができる。


 とまあそんなわけで、それぞれの立場の人がそれぞれに言い合っている、と言うのが第3者からみた印象ですねこの話。
 衣装デザインの方は、このデザインのソースは別のところからだというコメントもあるようで、そうであるなら、そのあたりは説明した方がいいと思いますね。

 きちんとしたクレームと、ただのイチャモン(モンスターなんちゃらという人たちがいうレベルのこと)とはちゃんと区別しないといけない。
 何か文句を言われたら面倒なんで謝っとけ、という態度は、今後はあらためていく必要があるんだな、と、今回のことで「も」、思います。

 きちんとした抗議とただの●●は区別しないと、ものの道理も何もなくなっちゃいます。

 これだけは、誰にとっても確実に言える「教訓」かもしれませんね。

 ちゃんとしたクレームと、バカな言い草とは、きちんと区別すること。
 その必要性がますます高まっている、と感じた一件でございました。
  
 

 ……日曜なのに話題が固いなあ……。(^^;)
 
 
関連記事
プロフィール

みずはら

ブログ内検索
最新記事
リンク
地球の名言

presented by 地球の名言

カテゴリー
RSSフィード
月別アーカイブ