窓を開ける
電通、全館消灯で深夜残業防止
新入社員の過労自殺受け改善策

2016/10/24 22:34 共同通信社

 過労による自死が数件続くというのはやはり尋常ではありません。その尋常ではない「前科」があるうえ、すでに昨年、労働基準監督署や労働局から指導が入っていたのに、なんらの手当てもされていなかったとすれば、電通さんは「わかった上で過重労働をやらせていた」とみなされても文句は言えないでしょう。

 先日、電通さんが残業時間の上限を設けたと言ったときの、私が見ているのはツイッターですが、こちらでは「つまりサービス残業を増やすってことだろ」というツイートが多くて、まさに総ツッコミ状態。(^^;)
 それを聞いたのかどうか、今回の「お達し」は、引用した記事にあります通り。

 わざわざ午後10時5分撮影として、確かにビル全体が真っ暗になった写真を掲載したところもあるようですが、
「消灯させて暗がりの中で仕事させてんだろ」
「消灯した様子を撮影させて、午後11時ごろになったら明かりがついてんだろ」
 というツッコミが多い多い。(^^;)
 まあ、無理もない反応です。

 別に手抜きをしているわけでもなんでもないのに、社員が1週間で2週間分働く必要が、本当にあるのだとしたら、それはもうマンパワーが絶対的に不足しているのであり、とすればそれは完全にマネージメントの失敗、ということです。 
 社員のやる気の問題でもないしカイゼン程度でどうにかなることでもない。
 組織を見直したうえで人を増やすか業務の縮小に当たるか、考える必要があるってことですよね。

 ここはもう社員側もドライに徹して、労働基準監督署に、具体的な「証拠」を集めて「通報」するってことが必要だと思います。
 アタシも思わず真顔です;;

 ただ——もうそういう気力さえ奪い取られているのだと言えばそうなんでしょうが、サービス残業がどうとか、ブラック企業がこうとか文句を言う人は多いけれど、例えば労基署を「利用」しようと言うような、何がしかの行動を取る人って、少ないですよね。

 文句を言いながら、何もしない。
 自分だって嫌だと思っていることを、他の人にも強要する人さえいる——というのは、ちょっとどうなのかと。

 定時でさっさと帰るのが当たり前で、残業はむしろ冷たい目で見られる、というくらいの「風土」を願うなら、自分がまず(自分の業務が終わっているなら)さっさと帰る、ということも、必要でしょう。
 ……いやわかってますわかってます、これをいうとどんな反論くらうかは私も重々、承知しております。何しろこれをいうのは初めてではありませんので;;

 実際こうやって、「企業もアレだけど行動する人も少ないよね」なんて余計なことを言っているわけですから私;;
 憎まれるよなあと思いながら書いてます;;

 でもそれでも——誰かが風穴を開けなければならないんでして、——少しでもいいからそういう「空気」を変える、窓を開けて風を通す、ということを、「考える」だけでも、やってみたらどうかと思います。

 私もそういう意味では「空気を(あえて)読まない」で行動するというのをいくつかやってきまして——うまくいったこともあるし、潰されたこともあるしで、リスクも、自分の気持ちとしての抵抗も、わかっているつもりです。

 それでも、文句を言いながら殺されるよりはいいんじゃないでしょうか——あるいは、その場があまりにもどうしようもないなら、自分は立ち去るということを含めて、考えてみる、というのは。
 箸にも棒にもかからない環境なら、自分には似つかわしくない場所だと見切りをつける。それもアリでしょう。

 一度、社の中で割と大きめの組織替えがありまして、大型の異動となったとき。
 私と同期の子も何人かが他県への異動となり、まあ、そうなりますと何かと物入りだし大変。
 何しろ異動させる方も慣れないことが多くて、あれこれと洩れがあったんですよね。で、みんなが、そりゃーもーすごい勢いでブツブツいうので、確かにそれは大変だよな、と思い、私がちょっとばかり「上」に事情を説明したところ、いくつか条件が緩和されたり手当てが増えたりしました。
 が。
 文句を言う人々は、それについて喜ぶどころか、ふーんといってスルーして、今までは何も言わなかったことについて、またあれこれ言い始めまして。

 私は、誰に頼まれたことでもなく、自分で勝手に、そりゃ大変だろうと思って動いただけのことですから、私が掛け合ったのだなんてことは言わずに黙ってましたけども——正直、がっかりでしたね。
 文句を言う人は文句を言うだけで、例えば上に掛け合うなんて行動は一切なかったんですよ。

 文句を言う人は、言う「だけ」なんだな——

 元からちょっとニヒリズムなところがあるのでショックというほどのことはありませんでしたけど、でも、がっかり、ではありました。ちょっとね。

 空気が悪いと思うなら、そんな空気なんか読んでないで窓を開けちゃっていいと思う。
 労基署は別段、「労働者の味方」ではないかもしれませんが、身近な行政の窓口ではある。
 企業マネジメント側の違法行為を黙ってみているのも「共犯」だと言えるとしたら、——共犯になぞなりたくないなら、ああいうお役所に話を持ち込むのも、一つの選択肢。

 窓が一つでも開くように、願う次第です。

 お亡くなりになった方への、手向けになるなら、それもいいんじゃないかと。
 
 
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