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陛下のお言葉に寄せて

 日経新聞の朝刊コラム「春秋」、担当の方が変わったようです。
 何人かで担当していらっしゃるはず、と思うのですがともあれ、毎日毎日、意味不明論旨不明、奥歯と前歯にものがはさまったような言い方なので意味がわからないがともあれ悪意があることだけはわかるぞという、日本語が崩壊しきった文章ではないことが増えてきました。
 
 こちらも毎日きっちりチェックしているわけではないので、担当者がすべて入れ替わったかどうかはわかりませんが。
 ともあれ、アンタいったいなにが言いたいんだ、とイラつくことが減ってくれたのはようございました。

        ●

象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば
(本文中リンク先に、英訳文あり)
宮内庁  2016年8月8日
http://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/12

 陛下のご生前のご退位について、反対意見があるとは聞いていましたがどんな反対意見なんだか、私には皆目見当もつかずにおりました。
 今朝の日経新聞には、どこかの大学の教授だとかいうかたの意見がありましたが、最初の5行読んでナナメに目を通して終わり。

 もうぐだぐだ書くのもいやなので、私の考えだけをぽんと申しますと
「この時代に院政の復活なんかあるわけないだろ」
「陛下のお言葉が憲法違反だというのなら、”天皇人間宣言”をどう評価するのか。この程度のご発言さえ憲法違反だというのなら、その憲法が定める基本的人権の尊重が破られることになるがこの矛盾をどう説明するのか」

 なんのことはない、例によって例のごとくの左巻きの言説でした。まあ、ある意味、平常運転ですね。

 どーして左巻きの方々って、ものごとを自分の都合のいいように「しか」解釈しないんでしょうね。

 院政復活を心配する声につていは、「アホか」と。
 憲法違反云々については「我田引水をやめろ」「だから新憲法を作れつってんだろ」。
 以上です。

 くどいようですが現在の憲法はアメリカさんが作ったもの。アメリカさんには民主主義はわかっても、この天皇という存在がどんなものかがわかるはずもない。
 あの当時に必要なことだけを定めておいた、というのは、まあ無理からぬこと。

 占領を解かれ、独立国家に戻った日本が、占領された時の憲法をそのまま使うとは思ってなかった、という、当時のアメリカさんの担当者のことばは、これは本音だと思いますね。
 独立国家として「カムバック」したら、ふつーはねえ、占領支配していた連中のつくった憲法なんかさっさと廃棄しますよ。それが国際社会の常識ってもんです。

 外国人に、天皇についての十分な理解などなかったというのは当然であり責められることではない。
 でも、その後70年も「占領されたまま」できてしまったことについては、これは日本人に責任があることでしょう。

 安全保障の法整備も、私は反対どころか「50年遅い! やっとか!」と言ったくらいですから。(^^;)
 
 私は、天皇というのは「司祭長」の性格が強い以上、政治に関わるべきものとは思いません。それこそ、過去の歴史を見ると、天皇自身が強く政治に関わる時代というのは、あんまり、いい時代とも思えない——院政を含めてです。

 ゆえに政治からは距離を置く、いまのようなあり方の方が、すめらみことの本来の性質から考えても、適切だと思っております。
 
 基本的人権、ということを——人間宣言した天皇には、けれども、認めていいはずだと思うんですよね。
 昔は天皇は神であり、ゆえにその玉体に触れることまかりならぬというので、病気になっても治療もできず、お灸をすえるためにご退位あそばした方もあったほど。(本当)

 しかしいまや病気治療のために刃物を使う時代ですから、そういう迷信じみたところへ後退することもないでしょうし、むしろ、生身の人間である部分を尊重することが、時代の進歩ってやつなんじゃないでしょうかね。

 個人的に印象深いのは次の部分。

「天皇が国民に,天皇という象徴の立場への理解を求めると共に,天皇もまた,自らのありように深く心し,国民に対する理解を深め,常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました」



 国民に理解を求める——

 現在のところ、これがどうしても、欠落か、あるいは欠乏しているように思います。
 皇室側が国民を理解することは、充分に果たしてこられたと思いますが、その「逆」はどうか。
 陛下が国民のことに御心を砕くように、同様に、真面目に真剣に、私どもは、自分たちの象徴について気を配り目を配ってきたか?
 考えてきたか?
 心を寄せたてきたのか?
 ——「知ろう」としてきたか?

 どうお思いになります?

 このへんについて話すとまた悪口雑言の嵐になりそうなので自粛しますが(………個人的にはもういろいろ、アッタマにきてるんだよねえ;;)。
 国民の側が、真剣に、真面目に、理解する努力を、もーちょっとしてもいいんじゃないでしょうかね。
 ケネディ大統領の有名な演説じゃないけれど。
 他人に求めるなら、せめて同等のものを自分がまず差し出す覚悟を持つべきなんじゃありませんかね。

 ただ。
 これまで——とくに祭祀や伝統については、皇室側も、いまも、あまり「情報開示」をしていないのも事実。
 いろいろ秘事があることは想像がつきますし、すべてを公開できないことも、理解できますが。

 あまりにも私どもは自分自身のことをなにも知らず、知らないゆえに馬鹿を晒して歩いてるんじゃないか、と思いますね。

 今上天皇崩御となったおりの、ご家族の負担がそれほどに重いとは私も存じませんでした——2ヶ月毎日!!!
 いまやあまりにテキトーになってる庶民の葬儀一連行事ですら、あたしゃもう自分が倒れて入院するかと思ったというのに——それよりもはるかに重いものがあるんですね。

 また、あのころの社会のありようがどうだったかを思い出すと——、ねえ;;
 陛下の仰ることに、私としては異を唱えるべきところはございません。

 私としては1日も早く、陛下の「お気持ち」にそって諸事運ばれることを希望しますね。

 それにしても。
 ——やっぱり憲法は作り直すべきだな、と思いましたねえ。
 時代が変われば要求も必要なことも、逆に、不必要なこともかわる。
 変化に適応できてこそ長生きできるってもんですよね。  
   
 
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