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2016.07.27 (Wed)

千万人といえども我往かん

 昨日の話の続き。
 社会階級というものがほぼなくなり、階級のみならずさまざまあった「団体」の求心力も弱まり、「個人」というものが強くなったいま、「政党政治」はもはやその役割を終えている。
 ——というのが昨日、ぶつぶつ申し上げたことですが。

 なんらかの「団体」に属することで自分の利益を守ろう、というやりかたは、18〜19世紀ごろならじゅーぶん有効なやりかただったんでしょうが、20世紀後半以降は、たしかに社会は(以前よりは)「公正さ」に近づき、団体に所属するのは、メリットよりもデメリットの方が目立ってきた。

 所属している団体のメリットがそのまま自分の利益につながっていた時代には、政党政治は有効だったけれども、団体に所属するゆえの不自由さ、あるいはそのメリットが自分の利益と関係しない、それどころかむしろ自分(個人)には不利益となる——自分が所属している団体ではなく、むしろ「敵対」している団体のほうが、自分の利益に近い、——なんてことも、当たり前になってきた。

 つまりは団体よりも個人の主張のほうが強まったきた、ということでしょうね。
 価値観の多様性なんてことが20世紀末からはずいぶんいわれるようになりました。十人十色と考えれば、個人個人の主張が強くなれば、まあ、そういうことになりますよね。

 無党派層といわれる人々の数が急に増えたのも、そういうことだったんじゃないでしょうか。

 従来型の「団体」の利益からは自由な人々——というか、「そのときそのときで、どの団体が自分にとっての利益と一致するかは異なる」という人々。
 従来の政党が、この無党派層を「読めない」というのも、そう考えれば当然ではありますね。

 団体や組織よりも個人個人が自分の主張を始めたので、団体、組織の力は弱くなっている。
 団体組織に所属して唯々(いい)として従うことに、メリットがなくなってきた——いまやむしろ、団体が個人を「つぶす」デメリットのほうが目立つ。

 政党が「覇権」を競うことが自分個人の利益とつながっているときは、政争にも意味はあったけれども、個人が強くなったいまは、「政争なんてくだらねーことしてないで、ちゃんと(政治家としての)仕事をしろ」という意見が強まるのもまた、当然でしょうね。

 無党派層が増えた時点ですでに世の中は、政党政治を求めなくなっていたのに、と思いますと——いまだに、古色蒼然とした「選挙戦」をやっているんだなと思うと、ちょっと気が遠のきますね。(^^;)

 政党をつくらない、いかなる団体にも拠らない、という、高橋しょうご候補@Shogo_tkhs)のおっしゃることに、うんうんとうなずきつつ。
 人は、いちど身についてしまった「習慣」はなかなかやめられないものなので——当面は、たいへんだろうと思います。

 聞けば、昨日などはNHKに、「泡沫候補なんてアンケートとったって意味ないだろ」という主旨のことをいわれたそうで、どうにも「みなさまのNHK」にも困ったもんだねと思いました。
 そんなんだから受信料支払い拒否なんてことになっていくだねえと納得。

 世の中それ自体はでも、もう、政党政治の必要性なんてとっくに失っているんですよね。
 でも、いちどできた制度や習慣を変えるというのは、ヒトの習性として時間がかるし抵抗も強い。
 とはいえいかに抵抗が強くても、この流れ自体はもう変わらないだろうと思います。

 高橋しょうごさんも、その訴えを聞けば応援する、という人もじわじわながら増えているので——いずれは認められていくだろうと予想中。

 認められるまでにどれほどの時間がかかるかは、それは、有権者次第

 政党政治が事実上おわったときに、私どもはそのときはじめて、ようやく、「センセイ」ではなく、「代議士」を選ぶ、ということを「覚える」のかもしれません。

 そうなれば民主主義もちっとは見どころがあるよね、ということになるか。
 あるいは、我利我利亡者の群れを作ることになって崩壊するか。
 そのへんは、人類のデキ次第。
 ホモサピエンスはその名前を裏切らず、ほんとうに「知恵あるヒト」だと証明できるかどうか——、そのへんについてまでは、私は楽観はしませんが。

 まあ、なんにしても、現状においては、「政党政治から、次の段階へ」なんていっても、嗤う人の方が圧倒的多数ではありましょう。
 おそらく、高橋しょうご候補のお心のうちには「千万人と雖(いえど)も吾(われ)往(ゆ)かん(自ら省みて正しければ,敵対者や反対者がどんなに多くとも,恐れることなく自分の信ずる道を進もう)」の思いがあるんでしょう。
 私としては、そこんところもふくめて、静岡県からではございますが (^^;)、応援を申し上げます。
 
 
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タグ : 時事問題

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