お金も人生観
2016年07月07日 (木) | 編集 |
 いつもお世話になっております税理士さん、決算書もできたということで、納税関係の書類と、あとはこちらが提出した書類を返却ということで、きてくださいましたが。
 お珍しいことに約束の時間よりもけっこう遅くなって到着。
(もちろん事前にお電話をくださっていたのでいきなり遅刻ということではナイ)

 ウチへくるまえの会社さんで、ちょっと紛糾しちゃって遅れました、と。
 それはたいへんでしたねえ、……なんですか紛糾って?
「経理担当(の役員)と社長がもめちゃって」

 経理担当としては、納税額は少なく納めたい。社長さんとしては、税金は支払ってもいいからちゃんと儲けを計上したい。

 …………あんまり大きな声では言えませんが、いわゆる「節税」ってやつですね。あれ、ある程度の範囲であれば、できるわけです。

 ああ、それはわかるなあ、と。
 経理の方のおっしゃることもわかるんですけどね………目の前の金額「だけ」を見ていれば、納税額をちょっと抑えたいという気持ちになるというのは。

 でも、ちゃんと利益は利益として計上したい、税金をとられるのはしょーがない、というのは、妥当だと思うなあ……。

 そこんところで(いまさら;;)揉めちゃって、税理士さんもそこに巻き込まれたかっこうですね。(^^;)
 先生もたいへんです;;

 会社の場合は、決算書を作りますが、その内容は基本、「おおやけ」となります。
 企業というのは「おおやけ」のものであり、私物ではないという概念ですね。
 そりゃそうでしょ、と思われるでしょうが………まあ、世の中いろいろありましてね;; そうでもない場合もけっこうあるわけですよ。

 で、その決算書は基本、公開ですから、いろんな人に見られるもの、というのが前提となります。上場企業でもない、中小ですとそうしょっちゅうあることではないですが、でも、基本的には公開のものです。
 取引先がチェックすることもあるでしょうし、取引をしようかなと思ってくださる先様もまた、どうしようかなというときに調べることもあるでしょう。

 そういうとき、経営が厳しそうな内容ではどうなのか——ってことですね。社長さんのお考えは。
 きちんとした内容の決算書であり、ちゃんと利益も出ていて納税もしているというのは、社会的な信用にかかわるわけです。

 ほっといても評価してもらえる大企業ならいざしらず、中小というよりきっぱり零細でやってますとね、そこんところ——信用度——は大事なことです。はい。

 節税つってもたかが知れてます。たかが知れてないようにやるとこれはもう法に触れます;;
 多少のお金をケチって信用を落とすほうが、よほど「損失」だろう、という考え方。私は支持しますねえ。

 倹約とケチは違う。そう思います。

 納税は——そりゃあんまり重税では困りますが、でも基本的には、私は納税できるのは幸せなことだと思うんですよね。
 税金を納められるということは、収入があるということですから。
 これを言ったり考えたりする人は少ないのかもしれませんがでも、ちゃんと働けてお金もらって納税できるってのは、まがりなりにも自立できているということですから、誇るべきことであり、そうできるのは、ありがたいことでしょう。

 病気ひとつもしてごらんなさいまし、働こうにも働けないって、つらいですよ?

 税金の話になると、またもや、山のように他人の悪口を言いだす人がいることは私も承知しておりますし、その悪口の中にも少しくらいは、もっともなご意見があることもわかってはおりますが。

 でも、ここで節税派の意見をとるのなら、例のパマナ文書の——ああいう、節税どころか「租税回避」の人たちを、悪く言えなくなりますが——そのあたりのすり合わせはいかがなもんでしょう。(^^;)

 税金を納めるということは、自分の自尊感情とも、社会的自立とも、そうして信用ということとも、関係すること。
 信用というのはなかなか難しいもの。
 商売するには信用というのは本当に大事なものなので、ちょっとくらいのお金をケチって、経営状態を疑われるのは、結果的には損になることだという判断を、私は支持しますねえ。

 そのへん、かなり話がもめたのか(紛糾、ってなかなか強い言葉ですもんね)、税理士さんがなんとなくぐったり気味だったのがお気の毒でした。(^^;)

 日銀もマイナス金利にしたというのも、金庫にお金を寝かせておかないで、企業の「内部留保」をふくめてお金を「外」へ出させて、世の中にお金を回そうという意思でしょう。
 ちゃんと儲けがあるなら儲けましたと胸張っていえるほうが、景気のためにはいいような気がします。景気って、なにしろ「気分」「ムード」「空気」のことですから。

 税金にするんじゃなくて社員の給与に回せばいいというのももっともじゃあるんですが、——ベースアップとまでは難しいならボーナスへまわすのもありでしょうが、ただ。
 ひとつ落としあながありまして、へたに給与を増やすと手取りが減ることもあります。
 健康保険や厚生年金などが、見かけ上収入増えると、そちらの額も高くなって、結果、手取りが減ることがけっこうありまして。
 ここらへんは考えどころなんです実は;;

 まあ、お金の使い方はたしかにいろいろありますね。
 いろいろあるゆえに、ちょっと大げさにいうなら、その人の人生観、価値観までが表れてくるようです。

 私の考えとしてはお金は使うためにあるもの。
 使うべき時にちゃんと使えるように、無駄遣いはしないもの——ということになりましょうか。

 そんな話でちょっと税理士さんと盛り上がって(?)おりました。
 
 
関連記事