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2016.06.03 (Fri)

公共、が意味するところ

 北海道で行方不明になっていた男の子、今朝、無事に保護されたとのことで、ほんとうによかったです。
 日本中がほっと胸をなで下ろしている気配あふれるTLです(笑)
 ということで急遽、本日はエントリ差し替え。

 ではありますが、記事引用はいたしません。
 なぜかというと、そういう記事には、実名や、はなはだしくは本人の写真等が含まれているためです。

 まあ、行方不明として公開され捜索されているあいだは、実名が知らされるのは、一般市民も協力することもあるのでわかるとしても。
 解決したあとはもう、静かにしてあげるべきと考えます。

「自称報道」機関以外にも、ネットというものがある中では、私ひとりがツマンネー抵抗をしても意味はないってことはわかってますけども。
 そこはもうね……他人がどうこう世の中がどうこうじゃなくて、「私自身の」問題ってことで。(^^;)

 そもそも、犯罪被害者の個人情報がだだ漏れにされる現在の状況に、私は個人的には大反対。
 加害者の個人情報は法律によって守られているのに(マスコミというハイエナや、それ以上に凶悪なネット民というものは気軽にその法を犯しはしますが)、なぜ、被害者については、なにひとつ、守ってくれるものがないのか。
 ……ということについて、疑問に思うのも通り越して、もはや怒りを感じているもんですから。

 今回は無事を得たことだし、もう、実名その他にふれる「必要」はない、と判断します。
 そうなるともう、ニュース、報道の記事は引用すらできないという。(^^;)

 まあいつものことではありますが今回もねえ、……「ネット上のブログ等は、法的には『公共性のある出版物』扱いになる」(最高裁判決)ってことについて、あまりにも気軽に無視しすぎだろうと思われるコメントツイート、山ほどありましたようで。
 ようで、というのは、私はほとんどそういうの、見ていない(見ないようにしている)からですが。

 みのもんたさんが以前、ご自分が司会をお務めの番組で、殺人事件の被害者の、そのご家族を、なんの根拠もなしに犯人と決めつけ、その人が犯人だという前提で番組を進行させたことがありましたが。
 ……あれ、あとでちゃんと謝罪したんでしたっけ?
 ひとを誹謗中傷するときは大声で、謝るときは消え入りそうな声なのね。

 でも、ネット上でものをいうのは、それと同じこと。

 その発言内容が「あたった」かどうかは問題ではなくて、「誰かが犯罪者だからって、自分もその犯罪者になってどうすんのよ」って話。
 みのもんたさんのやったことは、れっきとした犯罪ですから。あれは。

 それと同じことを、一般市民ならやっても許されるなんて、そんな馬鹿な話はない。

 ツイートというのはたしかに「つぶやき」「ひとりごと」とされていますしそういう性格があるのもたしかだけど、でも、ネットという「場所」は、公共の空間だということにはかわりない。
 
 誰かとの秘密の会話であれ、薬物の取引であれ、むしろネットではないリアルの場所のほうが記録/証拠としては残らないのに、なぜ、わざわざ、ばっちり、細大漏らさず記録される「公共空間」でそういうことをやっちゃうのかなというのは、以前からの疑問。

 ネットはついつい、閉鎖された、密閉された、「個人的な」空間——トイレの個室みたいな——だという認識になってしまうようです。
 でも、そのへんの公道と同じなんですよねえ、じっさいは。
 しかも、人目の絶えた山道とかじゃない。人通りが多くて、あらゆる記録装置がひしめいている場所。

 そういう場所であることは、もーちょっと認識してもらったほうがいいんじゃないかな、と思いながら。
 名誉毀損、風説の流布という犯罪が、目の前に現れるのを、今回も、眺めておりました。

 なんにしても。
 72時間も経過したので、今日からは捜索の規模を縮小すると聞いて、重苦しい気持ちになっていたところへの、この知らせ。
 本当によかったです。
 

 赤の他人が関われるのは、ここまで。
 解散解散。
 
  
 
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