やさしい回答者
2016年05月27日 (金) | 編集 |
 ツイートについた返信の中には、ようはネタじゃないか、とか、10年くらいまえにもみたような? とかいうものがあるので、真偽のほどは当てになりませんが、ともあれお話として、たいへん興味深いので。
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 私はいわゆるバブル世代に属しておりまして、そのころは、女性が結婚相手に求める条件に「3高」というものがありました。
 高身長、高学歴、高収入。で、3高、と。

 でもこれ誰が言い出したことなんですかね。私自身はそんなことをいう人には会ったことないんですが、………ただまあ、こういうことをいう人が、ゼロだったとももうしません。
 週刊誌あたりは針小棒大にものをいうのが得意だから、ああいうあたりが出どころかなと思ってます。

 ともあれ。
 そんな話題がテレビでもちらっと取り上げられたとき、みょーに憤って反応したのは私の親のほうでしたが、
「いやー、もしも本当にその3条件で決める人がいたら、それはそれで、エライと思うね」
 と私が冷静に申しましたら、鎮まってくれました。(^^;)

 結婚というのはどうしたって「現実」の「生活」ですから、……しかも、じっさいはともかく前提としては、「生涯」つづくものということになっているから5年10年ですむことではない。
 とすれば、自分にとっての必要条件をあらかじめ、先方と擦り合わせていくというのは、きちんとした計画性があるということ。
 そのこと自体は、むしろ必要な態度ですよね。

 で、その3高とやらで結婚相手を決めるというのなら、私はエライなと尊敬しますが、——問題は、じっさいはそれ「だけ」ではないこと。
 その3高というのはむしろ「最低条件」、必須条件であり、ここをクリアして初めて、スタートラインに立てるということ。

 結婚相手の条件は3高だけではない。
 だけではないのなら、最初からそういうべきなんですが、それを言わない。
 これをクリアすればいいのかなと思って臨むと、次から次へと条件が上積みされていく。
 かぐや姫かっつーの。(^^;)
 
 とはいえ、これネタじゃねえのというコメントもある通りで、こういうことを本気でいう人っているんですかね?
 冷やかしで無遠慮に「何某さんは結婚しないの?」などというオッサンはそこらじゅうにいますからね、そんなのをマトモに相手にするのも面倒なんで、聞かれりゃこう言っておく、ということだったんじゃないかと疑ってます私は。

 だとしても、こういうお話をなにかのバーターだと、無意識にしろ考えている人は、男女双方にいることはいるようです。
 でも、人が一度そう認識してしまったものを——つまりは価値観てやつですが、それを他人が指摘してわかってもらう、ということは、おおむね、不可能なこと。

 そういうなかで、たとえネタであっても、この回答はお見事、と思いました。

 感心するのは、この回答者はその気になれば黙ってレンタルも可能なところそうもしないし、まあ一言、ばーかと言って終わりにしてもいいのに、このように丁寧に説明している点です。
 なによりエライと思うのは、質問者の認識にあわせた話をしているところ。

 質問者は、自分がどんな価値観を持って、どんなふうに「世界」を設定しているかほとんど自覚がないようです。
 そういう人に、いきなり倫理道徳とかものの道理とか、せめて社会常識とか、そんなところから「説教」してもまず理解はしてもらえないでしょう。

 相手の認知している「世界」に合わせて、その世界を支配している条理にもとづいて、あなたが言っているのはこういうことです、それに対する答えはこうです、と説明している。
 なかなかできることではありません。

 相手の目線に合わせて、あるいは、相手の目線にたって、……とは、よく聞く言葉ですが、これはなかなかできることじゃない。
 どうしても人間はついつい、自分が持っている基準や規範から、他人に向かって「そのまま」話してしまう。

 たとえこれがネタだとしても、この回答は見るべきものがあるな、と思いました。
 また、この回答は、質問者への理解と思いやりもあることも。
 もちろん正直なところ、見下しているところもあるでしょうが——まあでも、いきなりバカと罵るよりははるかにおやさしい。

 面白いなあ、と思いましたので——それこそブログのネタとして、ご紹介まで。(^^;)


 私個人はそういうわけでこういう価値観の人とは直接、接触したことがないので、「本当にこういう人っている?」というのがいちばんの感想だったりしますが。
 いやでも——もし仮に実在するならちょっとうらやましいです。
 それだけ自分の美貌に自信があるってことが。

 自分には価値がある、という感覚がある、その感覚を持っているということは、私にはとても、うらやましいことに思えます。
 それに——この質問者をバカにしきった返信もありますが、でも。ことわざには「割れ鍋に綴(と)じ蓋」ってのがありましてね。

 同じ価値観のひと同士なら、案外、楽しく円満にいくのかもしれませんよ。
 それは当人同士でないとわからないこと。
 そういうことがあっても不思議じゃない。
 ひとさまにとっての幸せを、自分は測れるだなんて、それこそ、うぬぼれたことは思わないことですね。

 なかなか含蓄のあるお話で、面白うございました。
 
 
 
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【女性の書き込み】
正直に、はっきり聞きます。
私、年収4000万円以上の男性と結婚したいと思っているんです。今、私は25歳で、見た目は結構可愛いと思っていて、スタイルも良く、センスもいいと思う。欲張りと思われるかもしれないけれど、ニューヨークでは年収8000万円という男性もザラだし、妥当かなって。

それで、このフォーラムに来ている人で年収4000万円以上の人っていますか? それとも、みんな結婚しているんですか?

実際に年収2000万円の人とは付き合ったことがあるんですけど、それ以上の人と出会いたくって・・・。私が憧れているNYガーデンってところで暮らすことを考えると、2000万円の収入じゃ少ないんです。
だから、少し聞きにくいんですけど、いつくか質問です。

・1、リッチで学士を持っている人ていうのは、どこで遊んだりしてるんですか(できれば、レストランの名前とか、具体的なバーやジムの住所を教えてください)?

・2、どれぐらいの年齢の人を狙ったらいいですか?

・3、どうしてお金持ちの奥さんって見た目がフツーな人が多いんですか? 何人かあったことあるけど、はっきり言ってフツー以下の人もいる(笑)。なぜなんでしょうか?

・4、ズバリ、お金持ちの皆さんは、どうやって結婚する女性を選ぶんですか?



【J.P. モルガンCEOの回答】
大変興味深く読ませていただきました。実際、あなたのように考える人は少なくないと思います。私は年収4000万円以上。あなたの希望に沿っていますから、プロの投資家としてお答えさせていただきます。

要約すると、あなたは「美しさ」と「お金」を交換しようとしています。すると、そこにはひとつ重大な問題が発生します。私の収入は年々増えていきますが、あなたのいう「美しさ」は年々目減りしていくということです。私は「魅力的な資産」ですがあなたは「値下がりする資産」。それも急激に下がっていうことは間違いないでしょう。

ウォール街では、どんな取引にも「短期保有」というものがあります。売買するものの価値が落ちると分かれば、私たちはすぐにそれを売ってしまいます。「長期保有」することはないのです。しかし、結婚とは「あなたを長期保有すること」なのです。

少し言い方が悪くなってしまうけど、あなたを資産として考えたとき、「短期保有」のほうが賢い選択です。もっと言えば、レンタルで十分。保有する価値がありません。年収4000万円を稼ぐ人はバカではないので、あなたとデートすることはあっても、結婚することはないでしょう。
さて、アドバイスするとしたら、お金持ちと結婚する方法を探すよりも、ご自身がお金持ちになってはいかがでしょうか?

この答えが少しでもあなたの役に立てば幸いです。

そうそう、もしあなたが「レンタル」に興味があるなら、私にご連絡ください。


 
 
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