視線の違い
2016年04月05日 (火) | 編集 |
男性と女性の目線の違い:アイトラッキングで広告の見られ方を分析する
2012年7月15日 「eStory Post」様

 男性と女性では同じ写真、画像を見ても、視線の動きというか、何をどう見るかが違う、というお話。

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 アイトラッキング(視線解析)技術による解析結果についての記事です。
 男女では見方が違います、というのは、とくに意外でもないですが、私がちょっと驚いたのは、その解析結果を聞いた人の「感想」でした。

 好きでそのツイートを拝見しているツイ主様(女性)がいらっしゃいまして。
 その方のツイートから、上記記事へたどり着いたわけですが、そのツイートがね。

 結局きれいなおねえさんの画像の場合、女性は画像の全体を細かく見る(服装はもちろんネイルまで)のに対し、男性は顔と胸しかみてない、ということが如実にわかるという(笑)
 私などはそれを聞いても、まあそうでしょうねと笑うだけですが、ツイ主様は違った。
 よーするに、「殿方が好む美貌に恵まれない人」には生存権がないということをおっしゃるのでした。

 ………おやまあ。(°_°)
 それはまた何故?

 基本的にはズバズバとした口調で、面白いことをおっしゃる方なんですが、以前にもいちど、この手のことを言ったことがありまして。
 そういえばあのときも、あれ? と思ったんですよね。なにかが、ちょっとひっかかる。
 なんの引っ掛かりかはそのときはわかりませんでしたが、さすがに2度目ってことで、今回は、ああそうか、と。

 ツイ主さまの主張はつまり、
男性は女性の顔と胸しかみてない、つまりそれだけが「条件」である。
 この条件に当てはまらない女性は男性には相手にされない

 ということですね。
 ここまではいい。(あんまりよくもないけど、まあいい)
 でも、「だから死のう」というのは、ちょっと驚く。

 なぜかというと、この考えではつまり、女性はすべからく男性のために存在すべきもので、その存在が認められないなら死ぬしかないのだ、という考えになるからです。

 冗談でおっしゃるのかもしれないが、そういう雰囲気でもないんだよな〜。(^^;)
 これってものすごい「他人オリエンテッド」な発想だぞ、と思いまして。
 日頃のご発言はパキパキっとしてじめつかない、ドライな印象があるかただけに、いきなり——「え、結局、他人本位ですか?」という感覚にぶつかって、それで、あら? と思ったんですね私。

 自分の存在は自分のためにある。他人のためにあるわけじゃないですよ。
 自分の意思で、自分の存在をほかのなにかに捧げるという場合も、それですら、それは本人の選択であり自由意志。
 ただの強要や強制や、あるいは依存、執着とは、まったく違う。
(外見上の区別はかなり困難ですが)

 自由意志というのはそういうもので、これはだれにも——神様にさえ侵すことはできない、その人の「聖域」。

「どうせ男に相手にされないんだから死んじゃえ」というのは、あまりにもその「聖域」からは遠ざかった考えですね。

 でも案外、こういう、自分がもっている価値観や行動、判断の基準が「他人」にあることって、多いのかもしれない。
 いつのまに自分はこんな考えをもっていたんだろう、その考えに「縛られて」きたんだろう、と、そう思うことはけっこうあります。

 難しいと思うのは、そういう思い込みなり考えなりが完全に「習慣化」してしまい、自分では検証することさえできない——まっっっったく! 気がつかない、という状態にあること。
 ある種の洗脳ともいえるでしょうか。

 これほどバリバリした印象があるひとでさえ、ときに、驚くほど他人本位になってんだなあ、と思いました。
「彼を知り、己(おのれ)を知れば百戦 殆(あやう)からず」とはあまりに有名な孫子の言葉ですが。
 己を知る、ということが、いちばんの難問難関じゃないだろうか。
 せっかく他人様から、アンタはこういう考えでいるよと指摘してもらっても自覚できないと意味ないしなー。

 まあ世の中、ほっとんどの人はその求められる美貌の基準は満たしていないわけなんで、ツイ主さまのお考え通りにするなら、私どもは「レミングの集団自殺」を踏襲すべきだということになります。
 それが妥当だとは私には思えませんね。
 かなり濃厚な「願望」を持つ私ですが、それはあくまで自分自身についてのことで、そんなことを他人基準で考えたことはないし考える気もない。

 たぶん、人間がついつい他者本位になるのは、社会的動物であるということと関係があるので、ある程度は、そういう考えも必要なんでしょうけども——まあ、なにごともほどほどに、ってことでしょうか。(^^;)


 それはそれとして、上記に引用しました記事で、私が印象深かったのはリーボックさんの広告例。
 靴の広告なのに、男性は靴なんか見てない、って、それはさすがにどうなのか(笑)

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 世の中の消費行動を牽引するのは多くは女性である、というのは、いたしかたのないところかもしれません。(^^;)
 すべての商品に巨乳美女を貼りつけるわけにはいきませんもんね(笑)
  
 
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