揺らぎながら立つ
2016年02月19日 (金) | 編集 |
デキない男が言われたい3つの「褒め」言葉
  ——自信と自慢は得るが、成長にはつながらず

2016年02月15日 東洋経済 ON LINE


 こんなタイトルの記事を持ってきてはおりますが、私が言いたいことはこの内容に直接関係することではなく。
「世の中こういう決めつけが多いけど、気にすんなよ!」
 ということでございます。
 こういうのは、話半分で聞けばじゅーぶんでしょ、と。(^^;)
【話半分】事実は話されたことの半分くらいで,あとはうそや誇張だということ(大辞泉)

 このコラムの指摘していることは「ある程度は」そのとおりでもありましょうが、だからってこれ、100%、現実このとおりってこともないので。

 こんなのがふと目に止まってしまって、自分は「デキない」ほうに該当するなと思うと、よほど神経の太……もとい、しっかりした人でなければ、多かれ少なかれ気にしちゃうし、どうかすれば落ち込んだりもしますよね。
 いちばんいけないのは「たかが」こんなことで、他人を見下したり揶揄することですけどね。

 人の成長を語るなら、時宜(じぎ)もあるし、その人となりもあるし、そう考えると、ダメな例とされているほうが100%ダメってことはないんです。
 どんなにデキるひとだって、デキない時期もあったり、デキないジャンルがあったりするわけですから、こういう決めつけはいけませんね。

 こういう、相手を見ない、状況を見ない、とにかく、上からなのか横ならなのかは知りませんが「決めつける」、型にはめこんでよしとする、乱暴に「分類」して、自分の都合で取り上げる切り捨てる——というのは「男性原理」のひとつ。
 
 私はけっこう露骨な男嫌いですが、正確にいうと、「男性性・男性原理がキライ」なんですよね。じっさいの人の性別を嫌っているんじゃなく、男性性が強い女性だって大勢いるわけなんで、そのあたり、ハタからみると混乱することがあるようです。……まぎらわしくてごめんよ;;

 これまでの人類の社会は、たいていのところは男性性有利でした。戦争ばっかりやってるんだからそれはしょーがないんでしょう。
 競争社会であり、適者生存はいいとしても不適者惨殺の原理。
 自分の食糧事情以外の理由で仲間を簡単に殺す動物は人間だけ、とも言われますね。

 その人が男性かどうかではなく、行動原理が男性原理である場合、私はずいぶん、ひどく嫌うことが多いです。
 女性でもこの男性原理に忠実な人が少なくありません。社会がそうであることを求めるんだから、適応しよう、生き延びようと思うなら、しょうがないんでしょうけど。

 勝ち組負け組という色分けも、ランキングも格付けも、——結果として存在するのはしかたないけれど、それをこれほどもてあそんでは楽しむ残虐性は、男性原理のなせるわざ。
 ……と解釈しております。

 女性性は受容的、と考えてもらうとわかりやすいかと。

 結果は結果としてたしかに存在しますが、それが「すべて」ではない。
 結果「だけ」では、人を殺さない。
 あるものは、あるように受け入れる、というのが、女性性の「性質」と考えます。

 なんていってると、気の毒なミソジニストが、(現実の)女性はそんなんではないと噛みついてくるんですけど、それはよくわかります。(^^;)
 さきほども申しましたがこれは人間の性別の話ではないので、当然です。
 私が言っているのは、エレメンツ(四大要素)と同じように、「本来ある性質」のことです。
 人の性別は、あんまり要素に関係しないのはわかっております、はい。…身をもって、ね。

 いまの社会は基本、男性原理、または男性原理有利。
 それが悪いとはいいませんが、どうも現在のところ、その男性性が強くなりすぎた——社会のもろもろの弊害は、性質の「偏り」を根としている。そのように私には思える、ということ。

 バランスを取ろうとする動きは、それでも、少しずつでも広まっているのはいいことだなと思っております。
 ——ありとあらゆる変化は、けれども人に恐怖を与えるもの。「抵抗勢力」が存在するのも致し方のないところとも、思いますが。

 そういう話はそれとして、あくまで私個人は、男性性を嫌うことが多いです。ってこと。

 殿方のほめ方、あるいは求められるほめ方のお話も、なるほどねえ、とうなずけるのですが、でもこれ、「デキない」ほうに分類されたほうには愉快じゃあるまいとも、思いまして。

 どういえばいいのかな——デキないとしたって、べつにいいんですよ。成長だって、その人得意の分野もあるし、さんざん空回りした時期を経験しないと、成長の意味も素晴らしさもわからない。その人がいま現在は、その空回りを経験する時期であるのなら、それはそれでしょーがないでしょう。

 ある分野でデキなくたって、他のところでは大活躍ってこともある。それは、ある1面だけをみて判断できることじゃない。

 こういう、白か黒かの決めつけ、好きだよなあ男社会ってやつはさ。
 ——なるほどねといいながらも、それが私の感想でした。(^^;)

 お若い頃はとくに揺らぎが多いもの。こんなコラムひとつでも思わず心が揺らいでしまう人がいるかもしれないな——と思ったので、蛇足ながら。
 
 こんなご意見を聞いて、なるほどなと思い、自分を変えていこうというのならそれはそれでもう、状況は変わったわけですよね。
 だから、こういう決めつけには感心しない。
 人間は、固定されて2度と動かないものなんかじゃない。

 私の理想はアンドロギュノス——、あるいは、水星の惑星記号。

 現実にあるかどうかが問題じゃなくて、自分の中のバランスの話です。やじろべえがきれいに立っているのは、「つねに」バランスを取るために「揺らいでいる」から。
 バランスは静止しているものではなくて、つねに動いているから実現している。

 異なる性質をバランスさせることで成長していく、という、ユングのいったこと——アニマ、アニムスとの融合による人格の成長——は、もっともなことだと信じます。


 ……とりとめない話になってしまいました……(←話をまとめられない;;)
 
 
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