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2016.02.04 (Thu)

不安感対処法

 本日は立春。いよいよ春ですね。
 暦のうえでは、という条件付きではありますが、でも、もう日足も伸びているし、すでに日が暮れるのはけっこう遅くなってきたという感じ、ありますしね。
 ただ、凍える寒さがあるというだけで。(^^;)

        ●

 不安感というものについて、新しくできたお店でコーヒーを飲みながらぼんやり考えておりました。

 ツイッターでフォローしているアカウントのひとつに、マキアヴェッリ語録のbotアカウントさんがありまして、たしかそちらで見たと思うんですが。
 人間は、いまあるものに加えてさらに得られるということがないと、不安に思うものだ、という、そんな意味のひとこと。
 なるほどねえ、と思って、ときどき思い出します。

 不安というのはなかなか厄介なもので。
 ある程度までなら必要なものともいえますが、まあ、たいていの人は過剰になって生きているようで。
 これがなくなったらどうしよう、それを失ったらどうしよう、こんなことが起きたらどうしよう、そんなふうになったらどうなっちゃうんだろう……。

 結論から言えば、べつにどうにもなりゃしません。(^^;)
 ものごとというものは「なるようになる」もの。
 なるようにしか、ならない。

 不測の事態、という言葉がありますが、まったく——あれこれに気を配って万全のつもりでいても、現実に「なるべきこと」はそんなもの、軽々と超えてやってくる。
 人間が考える「万全」なぞは目の粗い笊(ざる)みたいなもんですね。

 不安に気を取られ、不安にからめとられ、「食われて」しまい、想定というより妄想になり、いまあるものを失うまいと必死に抱え込み、さらなるものを手に入れなければ「ならない」と必死になる。

 でもまあ——その不安通りになることは、あんまりないようです。
 で、考えもしていなかったような「不測の事態」が、「そっち?!」といいたくなるようなところから持ち上がる。
 
 つまるところ。
 過剰な不安は自分の健康を損なうだけで、なんの役にたつもんではないってことなんだろうな。

 もちろん自分なりに予測を立てて目標を決めてロードマップ作って、コツコツやっていくというのは必要なこと。
 でも、不安に駆られて「執着」するのは、そういう健全な行動とは、ぱっと見にはにているところがあるとしても、中身はぜんぜん違うものなんだなと。

 不測の事態におびえ、あれかこれかとすべてにびくびくしていてもしょーがない。
 不測の事態は起こり得るもの、と「決めて」しまうと、不安感もだいぶ軽減されるようです。

 何かを得ることで安心を得ようとしても、それは無理。
 むしろ、安心を得ようなんてのは無理なことだと開き直ったほうがよほど精神は安定する。

 恐れている事態に、どれほど対応しようとしても、現実はそれを超えてくる。
 こうなったらどうしよう、というけれど、よくよく考えてみれば、もし本当にそうなったら、どうしようもない。

 じっさいにはどうしようもないのに、どうにかしようと思うから、不安は増すし心臓はドキドキしてくるんじゃないでしょうか。

 そうなったときにはそうなったときのこと——と思えば、逆に、へんな動悸も収まるというもの。

 こうであれば絶対安心、なんてものはありません。
 絶対安心なんてないと「受け入れ」ることと、あとは、「なるようになる」と——「不測の事態が起きたらそのなかでも自分はきっとなにかをする」と、「自分自身を信頼する」こと。

 結局、それでいくほかはない。

 自信なんてもんは、本来、裏打ちなぞ必要としないもの。
 根拠があれば自信を持てる、と人は考えがちですが、その根拠となる実績を作り出すには、自信を持って行動するしかないわけで。

 自信には根拠など必要ないし、根拠ができるのを待っていたら半永久的に自信なんか生じない。

 もう開き直りの居直りにしか聞こえないでしょうが、でも、そういうもんだな——と、しみじみ思う今日この頃。

 不安は自分が作り出す幻影。である以上、安心材料もまた、自分のなかにしかない。
 外部のものにすがろうとしても、すがりきれるものではない。

 なんとかなる、どうにかなる、なるようになる——不安に「食われ」そうになったら、これを呪文のように繰り返す。
 これだけだと本当にただのヤケクソにしか聞こえないでしょうが、でも、ここを足がかりに、「自分は、きっとなんとか対応出来る」という気持ちにまで高めていければいい。

 不安に怯えて、あれもこれもと欲張って、なにもかもを自分の懐に入れようとする姿——これは「餓鬼」そのものじゃないか。

 なるほど不安に駆られると苦しくなるわけだなあ、——というのが、ソイラテの泡泡をスティックで掬いながら考えていたこと。
 
 
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