中世以来の「伝統」
ジャニーズ事務所メリー喜多川副社長の解任求めるネット署名 1万人が賛同
ファンが署名プラットフォームChange.orgで「メリー喜多川解任署名」を展開中。

2016年01月20日 23時11分 更新 ねとらぼ


 またなんだか話がややこしいほうへ振れたようで。(・・;)

 率直に言うと「なんだか面白くなった」という感想もないことはないんですが、——なんにしても、外野があれこれ言うことではないので。

 ただ、今回は珍しく、私はファンの方々のご意見のほうに近いです。
 その文化大革命のときみたいな「さらし」行為は、私は直接見てはおりませんで、もっぱら話を聞くばかりなのですが、聞けば聞くほど奇々怪々ですね。
 誰が何のために何について「謝罪」したのかわからない。
 謝罪というからにはなにか「罪」となるものがあるはずですが、それがなんなのかわからない。

 ファンに謝罪というけれども、ファンにしてみたら、彼らに謝られるような覚えなどないわけですよね。
 であるならば、——なんなのこれ? ってことになりますねそりゃ。(^^;)

 ということで、私としては話を聞く限りでは、ファンの方々のおっしゃるほうに、近い立場をとらせていただきます。

 私は当初は、これは売らんかなの連中が「飛ばし記事」を書いたのであり、SMAPの皆様はその被害を被ったのだと思いましたが、もしやあれは飛ばし記事ではなく、どなたかが「故意に書かせた」可能性もあるのでは? ということも思いましたね。
 ま、このへんあんまりいうと陰謀論になって「アベノセイダーズ」並みのレベルになるでしょうから申しません。つまらない冗談だと思ってください。(^^;)

 ともあれ。
 ふと思ったのは、この「業界」の組織と歴史について。でした。

 今回のことで、元凶と思われる人物の、役職解任を求めるというのもわかりますが、でも、それは現行法の中での精一杯。
 それが仮に実現したとしても、この問題の「根」は、びくともしないんだな、と。

 少なくとも日本においては、芸能、芸能者というのは特殊な存在で——言葉は悪いですがようは「賎民(せんみん)」でした。
 ケガレがどうこうというのはあとからのこじつけで、ようは、アウトロー、その社会から外れている、社会規範、社会構造といったものから「自由」だからこそ、そんなふうに言われもしたんでしょう。

 正規の(?)国家権力の支配からは「自由」な存在。それゆえに「犯罪者」とも言える存在。

 社会構造からは自由ではあったけれども、それゆえに、彼ら自身の社会というものは別個に作られ、維持されてきたという歴史。

 あとは、これは日本人の習性なんですかね、なにかっつーと「カルテル」化するという。(^^;)
 中世——平安時代から室町時代くらいの、その芸能者たちの世界をつまびらかにしてくださったのは、故・網野善彦(あみの・よしひこ)先生の一連のご著作ですが、社会規範から自由とは言いながら、それは世俗の国家権力とはちょっと距離を置ける、というだけのことで、むしろ、「座」という「同業組合」の強固さには、舌を巻きました。



 中学校あたりで、織田信長のやったことのひとつとして「楽市楽座」というのを聞きますね。あの楽座はそれまでの「座」を、徹底的に破壊した、もんんんのすんんんごい革命だったんだ、ということがわかります。

 あれほど強固な「座」というものを、もう息もできないまでに叩き潰した(結果的に)というのは、すごいなーと。
 楽市楽座です、なんて、気楽に言えるようなものではないくらいの、——当時の人にしたらそりゃもう、たいへんなショックだったと思われます。

 しかし。
 人の習性というのは、なかなかしぶとい。

 いちどはそうやって破壊され、再編成されたかに見えたものも、その後の流れをみると結局——ゆるゆると、少しずつ形状を変えながらでも、つづいているんですね。いまも。
 
 かつての「賤業」は、いまや花形の職業とも目され、賎民どころか「セレブ」といわれるまでになりました。
 が。
 それでもこうやって——中世以来の「伝統」が、まだしっかりと呼吸しているのを、垣間見る、とは。

 私としては、ちょっとばかり、背筋が寒くなるような気さえしますよ。
 抽象的にぼかした言い方をしているあたりで、そのへん、お察しください。(^^;)

 この業界のこの「システム」、この「歴史」。
 少しずつでも変えていけるでしょうか。
 その「土手っ腹に風穴をあける」ことは、できるものなのでしょうか。
 
 私としては、そうであってほしいと思いますけども。
 じっさい、中世のあの頃よりは、現在のほうが風が通るようにはなってますから——可能性はありますよね。



 いずれにせよ。
 無理を通して道理を引っ込めないでもすむ。そんなふうに「生まれ変わって」いただきたい。
 そう思います。
 
  
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