賀歌
 あらためまして。
 新年明けましておめでとうございます。

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Photo AC クリエイター:きなこもち©
 
 結局昨夜は午前零時を少し過ぎるくらいまであれこれ片付けていて、ゆっくり落ち着いて年越しとはいかなかったあたりは、新年早々からいきなり反省。(^^;)

 初日の出は、周辺の御宅もあるので直接は見えませんが、今日はすばらしい快晴で、富士山が朝日にピンク色に輝く姿を見ることができました。
 富士山の雪が反射する光で、初日の出を拝む。これはこれで贅沢なことですよね(笑)

 今朝はずいぶん冷え込みましたが、でも、よく晴れているので穏やかな日和となってきました。いいお正月ですね。
 本日は、古式にのっとり、掃除せず洗濯せず、お金も使わず(ご祝儀は可)、静かに過ごしたいと思います。

 本来は、井戸も、かまどもお休みするのでしょうが、現代人の生活はそういうわけにもまいりません。
 掃除その他をやすむのは——もうそのために年末がんばったようなもので;;
 今日はゆっくりしますよ……昼寝くらいしてもいいよね?

 買い物はしないというのは、やはり新年で新たな力を呼び込んだところなので、まあ、むやみにそれを放出しないというイメージなんですかね。
 だから、買い物ではなく、ひとさまにも「福」をわけるという意味のある、ご祝儀はOKなんですね。
 面白いな。(๑`・ᴗ・´๑)

 といったところで。
 昨夜はツイッターの方では新年のご挨拶を申し上げ、それだけだとちょっと物足りないなということで、「賀歌(がか。がのうた)」を選んでツイートしております。


Photo AC クリエイター:七彩©

 賀歌、祝いの歌ですね。
 これもひとつの「ことほぎ」、おめでたい言葉を連ねて福を呼び、あるいは広げていく、という。

 昔にはお正月に雪が降るのを縁起がいいこととしたんだそうですね。
 せっかくのお正月に雪が降るのか、と言いたくなるところ、縁起がいい、といわれると、なんとなく、そうなのか、と気をとり直せる気がしますね。

 雪が降り積んでいるように、今年には、吉事(よいこと)も、積もり重なっていけ、というのも、なかなかいいなと思って選んでみました。

 賀歌といってまず真っ先にでてくるのは、でも、こちらのようですね。


「わが君は 千代にやちよに さざれいしの
  いはほとなりて こけのむすまで」

 ——よみびとしらず
 古今和歌集 巻第七 賀歌(がのうた)



あなたは千年も万年も長生きなさいませ。小さな石が成長して、大磐石となって、苔が生えるようになるまで」という意味になるとか。
 ここでの「君」はとくに君主を意味するものではなくて、一般的な「あなた」という意味になるそうです。
 昔は年齢は数え年なので、新年になると皆いっせいに年をとったから、それでこういう歌もあったのでしょうか。

 小さい石が集まって大きな岩になるというイメージが面白い。じっさいはその逆の現象になるわけですが、石が、まるで植物か何かのように「成長」していくイメージが面白いし、いかにも「強そう」。
 
 おめでたいときにはよい言葉を重ねていくというのはいい考えだと思います。
 今日1日だけ、ネガな言葉は言わないと決めてやってみてください。じつはかなり難しいことなので。
 ふだんの日常がどれほどアレな言葉で溢れているかが実感できます(笑)


「 薄氷解けぬる池の鏡には
   世に曇りなき影ぞ並べる」

 ——源氏

「曇りなき池の鏡によろづ代を
   すむべき影ぞしるく見えける」

 ——紫の上
 源氏物語 初音




薄い氷も解けた池の鏡のような面には世にまたとない二人の影が並んで映っています
一点の曇りのない池の鏡に幾久しくここに住んで行くわたしたちの影がはっきりと映っています


 賀歌のデュエットといったところでしょうか。(^_^)

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Photo AC クリエイター:きらり©

 
 
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