汲めども尽きぬ
羽生結弦、322.40点の世界最高得点で優勝「絶対王者だと言い聞かせながらやっていた」【NHK杯】
The Huffington Post
投稿日: 2015年11月28日 19時02分

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 フィギュアスケート、グランプリシリーズ、NHK杯、男子シングル。
 羽生結弦選手が世界新記録のスコアを叩き出しました。
 世界新、おめでとうございます。

 ショートプログラム(SP)の内容をかえて、より高得点狙いで来ているのは、優勝を確実にということなのか、すごいなと思っておりましたが甘かった(私が)。
 世界最高スコアを狙ってのことだったんですね。

 昨日はたまたま——生放送なのは知っておりましたがテレビの前に座っていられない状態であきらめていたんですが、ほんとにたまたま、テレビまえを通りかかったらフリー(FP)の演技が始まるところだったので、そのまま見ておりました。

 いやもう……すごかったですね。
 パーフェクト。まさに。

 解説の本田武史さんはひごろは冷静なかたですが、演技後、スコアが出るまでのあいだ、珍しく興奮したごようすでしたが無理もないですね。
 トータルスコア300ってどんなん——と思ってましたが、あんなんでした(笑)

 しかも、ギリギリ300点越えというのではなく、322点ですか。

 私がこの方に脱帽するのは、そのモチベーションの高さです。

 ふつーならオリンピックで金メダルをとったというだけで(…日本語がちょっとヘンだ;;)、燃え尽き状態になるというのに、この人は、さらに上へ上へ、という。
 上って、このうえどんな「上」があるというのか——と私などは疑問に思うほどでしたが、彼にしてみればまだいくらでも上はある、ということなんでしょうね。

 4回転の精度をあげるでも、より難しい4回転を実現するのでも。
 そうしてスコア。
 チャンピオンといわれながら、世界記録は自分のものではない。
 世界新記録を打ち立てる。
 自分のものにする。

 ——そういう思いでいらしたのか、と。
 凡夫は愕然とするばかりでした。(^^;)

 インタビュー中にも「(自分は)絶対王者だぞと言い聞かせてやってきた」というのがあり、このインタビューもわたくしライブで拝見しておりまして、なるほどなー、と感心いたしました。

 彼の真骨頂は、あの向こう気の強さにある。

 どんな偉業であれ、まずは本人の気持ちが欲していかないと、そもそものスタートもへったくれもないわけですが、通常の人間は、全身全霊を傾けたすえに目標をクリアできたら、どうしたってそこで満足しちゃう。つらい思いにもたくさん耐えてのことですから、もう、つらい思いをする場所へ戻る気力もどうしたって減退する。

 けれども、羽生選手はそうではないのですね。
 彼の真髄はここにあるのだ、と思って、昨日は圧倒されておりました。

 とある学習塾で、「やる気スイッチ」がどうこうというのがありますね。
 この「やる気」って、どこから出てくるものだろうかと、やる気どころかほぼ無気力で生きていた人間には、まぶしいも通り越して、不可思議でしかありません。

 一言で言うなら生命力といえるでしょうが——その生命力を「汲みあげる」ことができる人とできない人は、なにが違うんだろう。

 羽生選手の華々しい活躍は、本人が言うように「血がにじむような努力」があってのことで、ふつうの人間はそもそも、早起きして練習に行くという日課自体についていけない程度なんですからもうね——なんといえばいいのかな。(^^;)

 ふつうの人間のよくないところは、そういうところを見ないまま、妬んで嫉んで、その人の足を引っ張ろうとする輩さえいる、ということでしょうね。

 羽生選手の場合は、ああいう——人がもつ生命力の強さとは本来はどんなものなのかを、人々に「思い出させる」、という役目があるのかもしれません。

 そんな役目を負って生きている人って、けっこういるようですね。

 羽生選手のスゴイところは、なによりも、そのモチベーションの高さにある——彼の「強さ」はそこにある、ということを。
 多くの人が理解してくれるといいな、と思いながら拝見しました。

 ある一定の年齢以上の人間どもはもうけっこう捻くれているので、そういうところよりも、彼の華々しさにだけ目と心を奪われて、賞賛するならまだいいが妬む人さえ少なくないでしょう。それが、思い返せば残念。

 けれども、幼い子供たちのなかには、あの強さの意味、羽生選手を通して人に知らされているものをしっかり受け取っている人がいるのではないかと思います。

 いま活躍する人のなかには、先人の姿に衝撃を受け、影響されて、その競技なりなんなりを始めた、という人もけっこういますよね。
 羽生選手が示したものを「種」として受け取った人は必ずいる——そんなふうに思ました。
 
 
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