訊くか訊かないか
 私はあまり、ゴシップや噂話は好きではありません。
 他人に興味関心を持たないので、得意ではないという言い方もできますね。(^^;)

 あんまりひとさまのことをあれこれいうものではないと思っているせいもあるかな——気がついても何も言わないこともありますね。
 買い物に出かけているときに知り合いを見かけて、ああそうなのか不倫なのかと思っても、べつに何も言わないでいたこともあります。
 じっさい、あたしにゃ関係ないし。

 あとで社内で話が広がったときに、「ああ、あれ…」などといってしまい、知っていたならなぜ言わなんだと責められたことがありますが、なんでそんなことで責められるのかわからないしいまだにわかってません。(^^;)
 くどいようだが他人様のプライバシーだよ関係ないでしょうよあたしらには。

 只今絶賛発売中の、雑誌「オレンジページ」では、作家の角田光代さんのエッセイ連載がございまして。
 今回のお題は、「訊(き)く人と訊かない人」。
 
 角田さんがある朝目覚めたら、目の上にコブができていて痛い。時間が経つうちにコブはへこんできたけれど、内出血が広がったらしくて紫色に変色してきた。
 間の悪いことにはその日は宴会があり、しかたなしに出かけたが、最初にあった知人Aさんは、目のアザについてなにも言わない。きっとそんなに目立たないんだよかったなと思っていたらBさんは、どうしたの!と驚いてきいてきた、というのですね。

 もちろんAさんは気づいてはいたけれど、なにか聞いてはまずい事情があるのかもと思ってなにも訊かなかったと。
 他人の異常に気付いてはっとしたとき、率直に訊くか訊かないか——その判断は人によって分かれるようだ。

 とのことで。
 私だったらどっちかなと考えたんですが。

 噂話には首を突っ込まないんですが、こういう場合は訊きますねえ。

 なぜというに、この場合はもしかしたら、なにか緊急事態かもしれないから。

 目の周りのアザとくればこの場合、ちらっとではあるけれど、DV(ドメスティックバイオレンス)のことは疑わざるを得ない。
 そうではなくて階段から落ちたとかであっても、本人が甘く見ていて病院へ行ってないようなら、酒なんか飲んでる場合じゃない、といって受診をすすめる必要があるかもしれない。
 
 そう思ったら、訊きますね。目のところ、どうしたの? から始まって、あまり不躾にはならないように、だけど。

 噂話なんかどーでもいいが、ご本人になにか異常事態が起きているのでは、と思った場合は首をつっこむ——そういう判断をするタイプなんだな、と思いました。

 日頃は人には本当に関心が薄くて、せっかく聞いていたいろんなことをじつにあっさり忘れて怒られたりしますが、これはちょっとシャレにならない状況なのでは? と思ったときには、それなりの対応をする、と。
 ふだん薄情のせいで不快がられたり怒られたりしますが、なにかの折にはちゃんと対応するので、ご容赦いただければありがたい。(^^;)

 訊く人、というのは、「万が一に備える人」かもしれない。

 といって、気がついても、そんなことを聞いたら悪いかな、と判断する人もまた、人前で不躾なことをいったら悪いかも、という判断をするわけで、こちらは、心配りの人なんでしょう。

 角田さんのコブができた真相については、ご興味おありでしたら、どうぞエッセイ本文をごらんください。(^-^)
(こう書いておけば、内容をしゃべってネタバレだつって怒られるのもちょっとは抑えてもらえるかな、……という下心/笑)

 
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