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2015.08.29 (Sat)

萌えキャラ擁護論

三重県志摩市の海女「萌えキャラ」は女性蔑視 
「サミット」開催時に海外首脳に見せられない??

2015/8/ 7 19:15  J-CAST
http://www.j-cast.com/2015/08/07242285.html

 話を小耳に挟んでから考えるともなしにぼんやり眺めてきたんですが、どうにも不思議な話に思えてきまして。

 来年5月に予定されている伊勢志摩サミット、その志摩市の公認萌えキャラがけしからんので公認から外せとか。署名活動してるところがあるとか。
 
 公認といってもなにもサミットのマスコットということでもなくて、地元志摩市のキャラなんで、厳密にはサミットそのものには関わらないわけだし。
 
 で、ぼんやりご意見も聞いておりましたが、どうも話が散らばっていて、いまだにわかりにくいんですよね。
 萌えキャラ「だから」いかんのか。
 服装その他がセクシーだからいかんのか。
 萌えであるかどうかに関係なく、マンガキャラがいかんのか。

 じっさいのいちばんの問題点て、どれなんですかね?

 この萌えキャラのばかばかしさというのは私も認めますが、でも、そのばかばかしさこそが存在意義ですもんね、萌えキャラって。
 妄想だったり、大きな声では言いにくいリビドーだったりを秘めているのは確かですが、でも、いわゆる萌えキャラのすごいところは、そういうものを「可愛い」にデフォルメもしくは昇華させたところにある。

 いいったって悪いったって、人間には欲動があるというのはもうどうしようもない「現実」。
 それは使いようによっては「前向きな」エネルギーにもなるし、暗い情動にもなり得る。
 前向きのほうはいいとしても、ちょっとアングラに向かったものについての対処は、人類はずいぶん苦労してきたように思います。

 でもいずれ、効果的な対処法はなく——倫理道徳、戒律、宗教で縛るくらい。
 抑圧されればかえってその姿は歪む。
 そういうことを繰り返してきた、というのがせいぜいでしょう。

 さりながら。
 この萌えキャラというのは、野放しにするのではなく、抑圧するのでもなく、「かわいい」次元へ移動させちゃった。
 そういうものなんじゃないでしょうかね。

 シナの方々が日本の最大の蔑称として「日本鬼子」(リーベングイズ)というのを、まともに相手にせず、といって無視もせず、「日本鬼子=ひのもと・おにこ」という萌えキャラにして「お返し」したというのは記憶に新しいところ。
 
 あれを聞いたときは私はもう、ひっくり返って大笑いしましたよ。(^^;)

日本鬼子 ひのもと・おにこ【ピクシブ百科事典】
http://dic.pixiv.net/a/日本鬼子

 くだらないいちゃもんには、ユーモアで返すのがいちばんだなーとしみじみ思いました。(^^;)

 ともあれ萌えキャラというのはそういうわけで、否定したってしょーがない薄暗いものを、薄暗くないようにしてしまう、独特のユーモアとその文化が生んだもの。
 
 そのあたりを、外国の人に100%理解しろというのも、これまた限界があるのも事実でしょうが、まあ、そこまで目くじら立てることでもないだろうと思います。はい。

 私個人としては、いわゆる萌えキャラには特段の好意も執着もありません。かわいいのは確かだし、かわいいんだったら、いいんじゃないですか。という態度でおります。

 セクシーかどうかはなー……。これは昔から、芸術か、わいせつかっていうのは、終わらない議論のひとつですから、なんとも。
 性的なものを感じて嫌だと思うというのは、その人の感性だとしかいいようがないところじゃないでしょうか。
 こういう議論が面倒ならもうゆるキャラにしておけば? ということになりますが、ゆるキャラもいまや飽和状態ですしね。

 なんにしろ、私には特別な問題点があるとは思えず、そもそも何を問題とされているのかがいまだにはっきりわからないので、どうもぼんやりしたことしかいえませんが。

 公認キャラにふさわしいかどうかというのなら「いいんじゃないですかべつに」。
 萌えキャラであることが不必要にとりあげられているのは確かなようだったので、ちょっとだけ、「萌えキャラ擁護」でした。
 
 
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