最近のお怒り
2009年02月28日 (土) | 編集 |
 拍手くださいました方、ありがとうございます~。m(_ _)m

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 インターネットで薬が買えなくなるというお話。

 何度聞いても面妖な話で、どーにも納得できません。
 私もネットの薬店でお世話になっております。漢方薬のお店ですが、メールであれこれ詳しいことを聞けるので、便利に使っております。
 
 ということで、いちいちお店に出向く時間が意外にとれず、かつ、なんだか忙しそうにしているお店のひとや薬剤師さんには、なんだか悪くてあれこれ聞けないけど、メールであれば時間も手間も取られないから助かる、私としてはですね。
 な~にが「対面販売なら安全」なもんかい! ということなわけです。

 はっきり言いましょうか。私にとっては、近所の薬局よりよほど、そのネット薬店のほうが、親切に対応してくれてますよ。どうなのよこういうの。ええ?

 先日テレビで喋っていた、規制賛成、薬害被害者とおっしゃるかたは、市販の風邪薬を服用し、副作用が出てしまったとき、ちゃんと病院へいかなかったんですよね。副作用が出てしまったのはお気の毒だと思いますが、病院へいかなかったのはご自身の責任なのでは? 店頭で買っていればそんなことにならなかった? そうでしょうか?

 薬害といってもいろいろなので、ほかにも状況はあるのでしょうけれども、どーにも、それで一気にいきなり全面禁止というのが納得できません。

 そうであるなら、一度に買える薬の数量を規制する、副作用について表示、確認、万が一のときはちゃんと受診することを表示、同意のうえ、購入できるようにするといったように、規制にもある程度の段階を踏むことは不可能ではないはず。

 それが、いっきに全面禁止というのはどう考えても納得できません。
 新聞では、この規制に賛成の業界団体のエライ人が、ここまで5年間ほどの話し合い期間があったので、反論はそのあいだにできたはずではないかと言ってましたが、私は、そんな話し合いがあったことさえ聞いたことはない。
 反論が出ないように、形式的に、できるだけこっそりと段取りを進めてきたんじゃないの

 おまけに、さんざん薬害を広めてきた厚生労働省が、薬の安全性がうんたらなどともっともらしい顔でいうのは片腹痛いというほかはない。

 いったい、だれが、どのように、何のメリット、権益、儲けを守るためにこういう話になったのか、怒らないから正直に言ってご覧と思います。
(これを言うと、母が、『もう怒ってるじゃん』とツッコんできますが………もうこれ以上は怒らないから、という意味さ。あたしゃとっくに怒ってんのさ、これ以上怒りようがあるか)(……あるかも)

 薬にはどういう扱いをしたって危険がともなう。私なんか去年、耳鼻科でもらった薬で目の周りが赤っぽく腫れたようになり(少しだけど)、びっくりして耳鼻科へいったけど、医者にすら、なにもはっきりしたことを言ってもらえなくてすっごく不安でしたよ。
(あとから考えたらああいう場合、耳鼻科より皮膚科に、薬をもっていったほうが早かったのかも)
 ………へたすりゃ医者も当てにならない昨今だったり……とは、大声ではいいにくいですが;;

 とにかく。
 薬局、ドラッグストアで、ちゃんと薬剤師さんから諸注意を受けた上、薬を買った経験なんか、ただの一度もない私としては「対面販売なら安全」というのは、寝言にしたってひどすぎる詭弁です。
 詭弁にしたってもう少しマシなことを言ってほしいものです。
 
 ということで、反対署名、してきました。
 規制自体には反対しないが、やりかたってぇものがあるだろう。――それが私の意見です。

 無理を通さず道理を通してもらいたい。
 霞ヶ関の役人には、道理がわからないのかもしれないけどな(←だいぶアタマにきてますな;;)
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はなこさん
2009年02月27日 (金) | 編集 |
 拍手くださいました方、ありがとうございました。(^^)

      ●

 気象庁の花粉観測データを見ていてぶっとびました、2/14、15の花粉量。
 1立方メートルあたりの花粉量。3,000以上ってなに!!!
 グラフにしてみると、グラフの上限を突き抜けている!!
  ↓↓↓
環境省花粉観測システム(はなこさん)

 閾値が高めで花粉アレルギーへの反応はさほどでもない私でも、これじゃあたまらないわけだわ……と、納得している場合じゃないんですが納得。
 春を通り越して初夏のような気温になりましたが、花粉、本当に一気に飛んでいたんですねえ。

 結局、漢方薬だけでは限界か、と思い、火曜日に耳鼻科へ駆け込み、お薬をいただいてきました。
 どーも抗ヒスタミンの薬とは相性が悪い私ですが、今回出していただいたのは、なんと1日1錠でよいお薬。
 そういうものがあるんですか~。へえ~。
 いまのところ副作用はない……と思うのですが、じつは昨日からまたちょっとお腹の調子がいまいち;;
 薬のせいなのか、この、暖かかったり寒かったりのせいなのか、病院へ行ったらちょっと風邪をもらったような気配もあるし、なにが原因かは定かではございませんが。(^^;)

 ま、いまのところ、体のむくみ、なんともいえない倦怠感はないので、大丈夫だと思います…。このお薬と仲良くやれるといいな。
 とはいえ、薬をもらってたあたりから、雨が続いて花粉はわりと落ち着いています。ので、薬が効いているのか、花粉が少ないからなのかは目下のところ、ちょっと不明。
 
 杉花粉についてはもう、グラフを突き抜けるほど飛散したんだから、今年はこれで終わればいいでしょうよと思っています。……甘いかな;;
 あとは私は檜もあるので……やっぱり、この薬が効いてくれるといいな、というところです。(^^;)

 うちの梅は遅咲きタイプなのですが、まさにその、初夏のようだった2/15に開花、今週の雨の中、あっというまに満開になり、昨日からもう散り始めました。
 せっかくの梅なんですが、春らしく晴れた日の花を、ほとんど見ていません。うーん;;
 ただ、雨で湿っていたせいか、香りは例年以上に感じました。爽やかな、かぐわしい香り。春の匂いですね。(^^)

 どうも来週もお天気はすっきりしないようで……今年の梅の花は、花の色よりもその香りのほうが、記憶に残る感じです。

 それにしてももうこれで一ヶ月以上、週末の予定が押せ押せで、今週もまだ余裕がありません。日記をおちおち書いていられない感じが続いています。
 それで今日もまた、こういう雑談になってしまって、私としては少々もの足りません;;

 もう3月になるし……。ちょっと落ち着きたいなあ;; 


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できた~
2009年02月26日 (木) | 編集 |
 できました、レポートが。
 〆切は来週ですが、なんとかできました。これで今週末、先生にみてもらって、大丈夫そうならそのまま提出してきたいと思います。
(内容についてはもちろんおいといて、書式とかに致命傷がもしなければ、ということで。書式がすでにダメだったら……一週間しかないけどやり直すことはできる;; 少し早めに仕上げたのは保険です)

 ということで昨夜の私は「できた~!!」と叫んでぐだぐだ状態で寝てしまいました……。記事を書いているひまもなし。
 それにしても人の性格ってそうは直らないものだと思いましたのは、そうやってレポートを書かなきゃいけない(最後は清書でしたが)っつーのに、そういうときに限って熱心に日記を書いたり、部屋の模様替えをしたくなったり、本を読んだりしはじめる、そういう自分に気づいたときでした。
 追いつめられてくると食事もどーでもよくなるというあたりも。(^^;)

 ということで本日はぐだぐだのままで失礼致します;;

 拍手くださいました方、本当にありがとうございます。m(_ _)m


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三角の意味は
2009年02月25日 (水) | 編集 |
 拍手くださいました方、ありがとうございます。(^^)
 履歴を見ますと、もう2、3年前の、古い記事に拍手をぽちっといただいていることがあって、「わ~、こんな以前のものをご覧下さったのか~」となんだか嬉しかったり。(^^ゞ
 このブログももう4年……ですね。うへ~。
 あんまり古いヤツはもう消しとこうかなあとか思うこともあるのですが……ぽちっといただけると、やっぱり嬉しいですv ありがとうございますv

     ●

 修学旅行で数人で一部屋に泊まったりすると、かならず、「北はどっちだろう」と言い出すヤツがいたよね。
 という話になりまして。(^^;)

 まあ、いましたねえ。――贅沢にもホテルに泊まり、部屋はツインでした、なんていう方にはおわかりいただけないかもしれませんが、5、6人以上で、和室に布団を敷き詰めて寝るような場合。
 たいてい誰かが「北はどっち」と言い出しましたねえ。
 北枕は避けようと言うのです。(^^;)

 北枕は死者がするもので、縁起が悪い、というのですが、これ、どうやら逆らしいんですよね。

 ご承知の通り、地球はN極S極の磁力があります。人の体もこの「地磁気」の影響を受けているわけですが、頭をN極、足をS極に向けると、体にはそのほうが抵抗がなくて血流がよくなり、楽なんだそうです。

 死者を北枕にというのは、そうやって、楽な姿勢をとらせてあげて、ゆっくり休ませようという心遣いだった――という話を聞いたことがあるんですよね。
 昔の人がなぜ、頭を北に向けて寝たほうが楽というのを知っていたかはわかりませんが。

 死者を北枕にするのは、そんなわけでそれは心遣いだったのに、そういうことがすこーんと見落とされ、「北枕は縁起が悪い」なんてあほーなことを言うようになった……と。
 例によって嘘か本当かは存じませんが、そういう話を聞いたことがあって、だから「むしろ、病気のときなんかは北枕にするといいんだよ」ということでした。

「北枕=体が楽」説を真とするならば、「北枕は縁起が悪い」なんつーのは噴飯ものかもしれませんね。(^^;)

 なんでこんなことを書いているかというと………お察しの通り、映画「おくりびと」の話題でちょっと盛り上がっていたからでございます。
 受賞については、まあなんにしてもよかったですね――ということなんですが、ふと思い出したのが、曾祖母のお葬式。

 曾祖母、つまりひいばあちゃんは長命でございました。彼女が亡くなったとき私は五歳でしたので、なんとなくあれこれを覚えているのです。
 子ども心にも不思議だったのは、曾祖母の額に、三角形の布があったこと。
 もう最近じゃ見ませんね。昔の幽霊にはよく着いていたのですが……。

 あれはいったい、なんだったのか。聞いた話では、あの三角形の頂点が「あの世」の方角を示しており、死者に「あちらへ行ってください」という方向指示をしているというのでしたが……。
 ………ホントかな~。(^^;)

 そんなことをいくつか思い出して聞いていた、今年のアカデミー賞のニュースでした。


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日8、雑談
2009年02月24日 (火) | 編集 |
 昨日は長々書いてしまったので、本日はあっさりと。(^^;)
 拍手くださいました方、ありがとうございました。m(_ _)m あんな駄文に、本当にありがとうございます;;


「天地人」ですが。
 個人的に大ウケだったのがうちの父。
 日曜日、午後8時が近づいていることに気がついて一言。
「お、そろそろ始まるな、『天と地と人』」

 ………なんかほかのもんが混ざってます父上。(^^;)

大河ドラマ「天と地と」1969)

 「殿といっしょ」という漫画のおかげでへんなところで笑ってしまうのはもうしょーがないと思っておりますが、今回の、殿=景勝様の、笑えない凍る冗談には、私、本気で凍りました。「いまの冗談だったの?!」
 慣れない冗談をおっしゃるなんて……よほど嬉しかったんですねえ。(^^;)

 直江信綱&お船さんのごようすは……ああ……、なんかいろいろ複雑。
 そしてまた、謙信公がついに。

 ということで、これからしばらくは、ちょっとつらい気持ちを抱えてみることになりそうです。もう、見方には完全にミラージュが混線してます。
 仮に混線がなくても、私の場合は、なにせ全方位型判官贔屓なので、ドラマを見ているときって敗者側に感情移入しちゃって、し~んとしてしまうのですが。
 ………こういう体質だものなあ、「水戸黄門」、楽しめるわけないや;;(あれは勧善懲悪じゃなくて権威主義だからなお悪い)

      ●

 ひとつ思ったこと。
 漢字検定協会がえらい儲けているとのことですが、そんなに儲かっているのなら、――こういうご時世ですから教育奨学金でも作ったらどうなんですかね?
 お医者さんが不足している世の中ですが、医学部というのもお金がかかるところですから、優秀な人材で経済的にはちょっと苦しいという人を全面的に援助する基金とか。
 
 ………そういうアイデアが出てこないものなのかなあ。
 
 私もあちこちに少しずつ、寄付をしていますが(雀の涙を少しずつ)、こういうときばかりは「お金持ちになれればなあ」と思います。
 お金は使うためにあるもの。いかに儲けるかよりは、どう使うか、というほうが、本当は大事なんだと思う。
 ……そんなに欲の皮を突っ張らかして、テメエの懐にかっこんで、それでホクホクしてるだけなんて……また、そのホクホクのために悪事を働いたのがばれれば、元の木阿弥よりも悪くなるのに。

 精神の貧乏人というのは、バレたとき、すんごい恥ずかしい気がする。(^^;)


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「パイパー」
2009年02月23日 (月) | 編集 |
 拍手くださいました方、ありがとうございました。(^^)

 本日の記事は、野田地図公演「パイパー」の感想ですが、重大な(たぶん)ネタバレを含む内容であるため、内容について知りたくないという方は、ここまで、ということで、お願い申し上げます。m(_ _)m

 しょーもない感想なんだろうけど、しょーがないなーつきあってやるか、という方、「続きを読む」からどうぞv


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ただいまです~
2009年02月22日 (日) | 編集 |
 昨日はそのようなわけで「野田地図」第14回公演、「パイパー」を見に行って参りました。
 そーなのです、昨日出かけるために、ミラフェスをもあきらめ、着付の補習、じゃない自主練を入れて頑張った次第です。……自主練はむしろこれから本格的になるのですがそれにしても。(^^;)

 で、見てきて。
 やっぱり野田さんはすごいや。
 と、改めて思いました。

 写真は、パイパーのパンフレットと、その戯曲が掲載されている「新潮」でございます。これからゆっくり読みたいと思います。

piper.jpg

 感想はまた明日にでも。……なにしろ今日もお出かけで;;
 本当に今年の2月はどーしちゃったのかと言いたくなるほど、びっちりスケジュールになりました……。いつもなら「冬ごもり」しているのに。(^^;)
 動けるって、ありがたいです。本当に。

 パイパーのパンフはそれにしてもすごい……。野田さんと対談しているのが、サッカー全日本代表監督の岡田武史さんと、脳科学者の茂木健一郎先生。
 どーゆー組み合わせだこりゃ。(^^;)
 
 それにしても昨日はけっこう立ち見のお客さんが多くてびっくり。いえ、立ち見客自体は珍しくはないのですがそれにしても人数が多くて。
 ………これは………お芝居がいいからか、それとも、出演者の個人的な話題があったせいか。
 私としては、お芝居がよいからだと思いたいが。
 てなわけで出演は、松たか子さん、宮沢りえさん、佐藤江梨子さん。
 橋爪功さんは、やっぱりすごいやと思いました……声がすてき。そしてあの存在感。
 「サラリーマンNEO」のサラリーマン体操でおなじみの、コンドルズの皆さんも。

 パンフのページのすみには、「ぱらぱらアニメ」の「火星ぱらぱら体操」が載っています。火星は重力が地球の三分の一……ちょっと試してみたくなりました。

 といったところで、拍手くださいました方、ありがとうございました。(^^)
 


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本日お出かけ
2009年02月21日 (土) | 編集 |
 今日は年に一度のお楽しみ♪ のため、お出かけしております。
 例によってタイマー投稿にて失礼いたします。m(_ _)m

 それにしても今年は花粉が厳しい。花粉飛散の予報を見ると、昨日みたいに雨で比較的、落ち着いているはずの日でさえ、全国でただ一カ所、「非常に多い」になっている静岡県。
 暖かいという印象の強い九州でさえ「やや多い」くらいなのに、なんで静岡県だけが「非常に多い」になってんのよ……と、もう、全身でがっかりしてしまいます;;

 私はアレルギーの閾値(いきち)が高いほうでして「多い」くらいのレベルなら大丈夫なんですが、こうも連日連日「非常に多い」では、さすがにたまりません。
 私よりも敏感なひとはもっと大変だろうと思うと……。ああ。

 杉や檜に罪はないけれども………片っ端から雄花を去勢してしまいたい今年です。(←目がマジ)
 
 今日は東京へお出かけなのですが、予想最高気温が低いみたいですねえ……。鼻炎の身にとっては冷たい、乾燥した空気にも要注意。(^^;)
 ひとさまのご迷惑とならないよう、ティッシュ、マスク、目薬、点鼻薬、トローチをもって臨みたいと思います……。(結局、秋にもらって飲み残していた抗ヒスタミンの薬を飲むことにしました……これは朝晩のめばいいだけなので)

 ということで、楽しみは楽しみなんだけど、ちょっとドキドキしながら、本日は完全装備でいってまいります~。

 ということで、末筆ながら、拍手くださいました方、ありがとうございました。m(_ _)m
 皆様もどうぞ、花粉症やら風邪やらにはお気をつけて。(暖かいかと思えばこの冷え込み。花粉症がなくても、厳しいですよね今年は;;)





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「テアトル東向島アカデミー賞」
2009年02月20日 (金) | 編集 |
 拍手くださいました方、ありがとうございました~。(^^)

テアトル東向島アカデミー賞 (集英社文庫)テアトル東向島アカデミー賞 (集英社文庫)
(2007/03)
福井 晴敏

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 「Twelve Y.O.」「亡国のイージス」でひじょーに硬派なイメージがありました福井晴敏さんの映画コラムの単行本。
 おすすめいただき、ありがとうございました。m(_ _)m ひさしぶりに楽しかったですv(←私信)

 エッセイというのは意外に難しいジャンルなんですよね~。書いている人と、読者である自分との「相性」に、ものすごく影響されますからね~。いい悪いとかよりも、好き嫌い、「感覚」がモノをいう。
 なるほど名文なんだろうけど、どーもついていけねえ。と思うことは往々にしてある。
 そういう意味で、久しぶりに楽しく読めました。(^^)

 こちらは小説すばるに7年くらい連載されていた、映画………エッセイでもなく評でもなく、ご本人に寄れば「映画に事寄せたある男の日記である。」だそうです。
 まあ、なにごとであれ、おかたい学術論文でさえ、「書く」ということは、日記というのとは違うとしても、どのみち自分や自分の人生を語ってしまうことにはなると思いますが。

 テアトル東向島というのは、著者がご自宅の六畳間に開設したホームシアターのこと。で、こちらのシアターで上映された映画のなかから、「テアトル東向島理事長兼会員、副業、作家」である著者から“アカデミー賞”が授与される……といった趣向。

 こちらの本のコンセプトは、女性の読者にこそ読んでほしい、この本に書かれたことを吸収した貴女は、その蘊蓄によって男性たちの歓心を引きつけることになるだろう――ということだそうですが、これはちょっと(笑)

 とはいえじっさい、男女で映画の好みはだいぶ違うというのは事実らしいですねえ。ちょうどニュースサイトでそんな話題を見たところだったので、なるほどと笑いつつ納得。
 なんでも、まだ充分には気心が知れていない相手(異性)との話題には映画の話題は避けるべしというのですよ。かたやアクション映画やなにか、かたやロマンティックな映画が、それぞれによいと思っていると、どーにも映画の話じゃ盛り上がりようもなくて、かえって溝を感じてしまうからという。
 それを裏付けるかのような本書です。
 ………たしかに、女性の食いつきがよいとは思えないラインナップが並んでいる(笑)

 アクションもの、バイオレンス、ノワール、特撮、戦争もの。
 あーんど、アニメ作品が出てくるのは、私には頼もしいことでした。

 私、意外にも、この本で扱っている映画、かなりの率で見ていますねえ。ちゃんと映画館で見た、というものは片手の指でもあまるくらいですが、テレビ放映とか、ビデオ、DVDでなら、けっこう見ている。

 と思ったら、あれですよ。私自身は映画があまり好きなほうじゃないくらいだから放っておいたら全然見ていないはずですが、弟が映画好きでしてね。特別、マニアというほどじゃないけれども、かなり好きです。おまけにこうしてみると、やっこさんの選んだものは、やっぱり「男の子好み」のものだったらしい。(^^)
 茶の間のテレビで弟が見ていれば、ひまな姉ちゃんもなんとなく横で見ている、という形で、それで、「ああ、見たことある」と言える状況になっているのですね。

 たとえば、――最初はさほどとも思わず見始めて、そのうちにどーしよーもなく引き込まれて、そういう自分に驚いた「ガメラ 大怪獣空中決戦」(1995)もしっかり本書では取り上げている。
 このエッセイで読んで、なるほど引き込まれたわけだ、とあらためて納得。
 幸いなことには、映画を見るときの着眼点が、私にもわりと共通しているというか、「あ、わかりますソレ」という感覚があるので、それで読みやすかったらしい。

 本書で、でも私がいちばん大笑いしたのは、本文ではなく(ごめんなさい;;)、ところどころでツッコんでいる、美川べるのさんの4コマ漫画でした。本文77p、「カリオストロの城」の4コマは文字通り抱腹絶倒しましたわv あと、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のところも♪

 これを読んでいて、なんかなつかしいのう、と思ったんですが、あれだ。夢枕獏さんのプロレス談義の熱い熱いエッセイ、あれを思い出させるのでした。

「戦慄! まるプ業界用語辞典」
戦慄! まるプ業界用語辞典 (講談社文庫)戦慄! まるプ業界用語辞典 (講談社文庫)
(1995/03)
夢枕 獏

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 他人からの賞賛を期待したり、どうだ俺ってすごいだろう、などという姿勢をいっさい持たず、ただただ、おのれの愛するものを熱く熱く熱く語る、私はそういう殿方は好きですv …たとえ、その話題がなんの話なんだかサッパリわからないとしても(笑)
 熱い思いを抱いている、かつ、ひとさまからなんと言われようと愛しているのだ、ということを、ちゃんと自分の立ち位置にしている人は、私の目にはひじょーに愛すべき人に見えるのです。扱いには困るかもしれんけどな。

 獏さんのあのエッセイは、その熱い思いが、プロレス嫌いの私をして「ごめんなさい、二度とプロレスの悪口は言いません」と、猛省せしめ、号泣なさしめました。
 じっさい、あのあと悪口は言ってません。好きではないのはしょーがないから、特別に愛することもないですが(ご関係者の方、ファンの方、ごめんなさい)。
 よーするに部外者は余計な口をきくなってことだ。(……そうか?;;)

 今回の「テアトル東向島…」の福井さんには、なにやら、そういう熱い自分に、ちょっとばかり照れがあるようですが、よろしいんじゃないでしょうか。
 解説の皆川ゆかさんもそのようですが、殿方のそういうところは、本人が思うよりもはるかに、女性に(も)愛される要素だと思うので。

 ところでそれぞれの映画についての「(自称)日記」ですが、なかなか、興味深く、考えさせられるところがあります。
 面白かったです。(^^)
 考えたこと、それぞれについては、またおいおいと。



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「殿といっしょ・3」
2009年02月19日 (木) | 編集 |
 拍手くださいました方、ありがとうございました。m(_ _)m

殿といっしょ 3 (3) (MFコミックス) (MFコミックス)殿といっしょ 3 (3) (MFコミックス) (MFコミックス)
(2009/01/23)
大羽 快

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 そんなわけで戦国時代ギャグ4コマ、「殿といっしょ」3巻です。
 今回はいよいよ、それぞれのキャラクターが深化――進化しているようで……直江兼続さんのイヤミなキャラぶりは拍車がかかっておりまして、ただいまの「天地人」を見ているとき、こっちの「ダメだし屋兼続」が脳裏をよぎるともーダメです。(^^;) 変なところで笑ってしまいます。

 また肝心の「殿」である上杉景勝の、シャイというにはあまりにも……な無口ぶりは、こちらの漫画でもドラマのほうでも差異はあまり感じないだけに(それってどうなのか;;)、これもこれで、つい、うふふと笑ってしまうことに。(^^;)
 ごめ~んシリアスな場面なのに~と、ドラマを見つつへんなひとりごとが出てしまいます。

 ………でも、シリアスなものって、シリアスであればあるほどギャグに近づいていくんだよね……。しょうがないよね。(と、無理矢理自分にいいわけをする)

 通常、私はドラマとか小説とか、あるいは同じ題材をあつかっている別作品がある場合は、ちゃんとそれぞれを脳内で分割していけるほうなのですが(パーティションを区切るわけです)、この「殿といっしょ」は、どうもイメージが鮮烈らしくて、区分して整理しておいたはずなのに、ひょっこり隣りの引き出しから顔をのぞかせてきます。カンベンしてください(笑)

 今回ひじょーに大ウケしたのは、謙信公の姉上、戦闘員……違う、仙桃院さんのキャラです。すごすぎます。(^^;) (ことえりの変換もな;;)
 このお姉様と話をするときの謙信公がなぜかおねえキャラになってしまうのですが、………「ああ、そういえば謙信女性説ってあったもんな~」とへんなふうに納得してしまいました。……納得するな;;

 ちなみにこちらの漫画では、上杉三郎景虎さまは、いまのところ、お顔をみせてくれません。2巻だったかな、ちらりと(説明文の中に)でてきますが、後ろ姿のためにお顔が見えないんですよね。
 なにやら私の脳内では、玉山=景虎様がすっかり定着してしまいまして……せめてあれくらい、きれいなお顔だといいな~と、妙なところで妙な期待をしています。(^^;)

 信綱さんは……まあ、出てこないだろうな…。(--;)
 


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愛情・考
2009年02月18日 (水) | 編集 |
 拍手くださいました方、ありがとうございましたv (^^)

 私は基本的にはドラマや映画というのには熱心なほうではないですが、ただいま、「ヴォイス」はけっこう熱心に見ております。
 視聴率がどうとかって話はぜんぜんわかんないからパス。(^^;)

 おとといは、――親しい人への虐待になってしまう、けれども、そこには悪意があるのではない、という、ひじょーにせつないお話でございました。

 親が子を、子が親を虐待するというのは、いつ聞いてもいやな話です。ことに、無力な子どもが、親や祖父母といった人々に虐待され、殺されてしまう話は、怒りとも悲しみともつかぬものを感じます。

 私もひとつ疑問なのは――あれ、虐待する親って、子どもに執着する場合が多いんですよね。せっかく子どもを養護施設に保護しても、その場では殊勝なことをいって、もっともらしいようすを見せて、子どもを取り返す。
 そしてほどなくして殺す。

 殊勝らしいことを言い、もっともらしい(反省しているような)ふりをしてまで、なぜ、子どもを取り返すのか。児童相談所などの側だって、そりゃできれば、親子でちゃんと暮らせるほうがいいのだからと思いますよね。(そもそも現行法において、こういう場合、日本は親権が強すぎる。ここは一時的な親権の制限をふくめ、法律の整備が必要だと個人的には思っておりますが)
 ひとの信頼を裏切って、結局は虐待をやめず、子を殺す。
 なぜ。

 虐待するほど目障りで邪魔で憎いものを、なぜ、そんなに必死になって執着するのか。そこまで邪魔にしている存在なら、ほかの誰かに渡したほうが、自分にだって好都合だしすっきりするはずでしょう。
 それとも、よほど自分の手で殺したいのか、なぜそこまで執着するのか、自分の手に戻そうとするのか――と、私には以前から不思議だったのですが。
 ――ひじょーに歪んだ形とはいえ、それでも、愛情があるから、なのでしょうか。

 ドラマ中で、(舞台が法医学教室なので)虐待されて殺された子どもが運ばれてくることがあるんだけど――というセリフには、なぜか、はっとと胸を衝かれました。
 ――それでも、親に愛されていない子どもはいないと思う。ただ、(子どもに対する愛情よりも、親自身の)自分に対する愛情を優先してしまうことがあるのではないか。――というのに、ウーンと唸ってしまいました。

 またここでも、自分への愛――だ。
 と思って。

 終盤、「誰かを支えられる人って、ちゃんと自分のために生きている人だと思うんだよね」というセリフが出てきました。うろ覚えなので正確ではないと思いますが、そういう主旨。
 いいこと言った主人公。

 自分のために生きるというのは自己実現がどうとか、それこそ勝ち組とかっていう話ではない。自分が真に求めるものをちゃんと自分で認めて、それに向かっていくこと。
 子どものため、親のため、配偶者のため……そういう気持ちは大事ですが、だからって、それを「最優先」にして「自分を殺し」てはいけない。そうすると、結局それが依存になり、相手も自分も最終的には共倒れになる。

 なにかを誰かのせいにするのも、誰かのおかげと思うにしてもそれによりかかるのも、いずれも依存であり、自分で自分をないがしろにしてしまうことなんですね。

 たしかに、ひとさまから認めてもらったり感謝してもらったり、ということも、自分の力にはなるんだけれども、それでも、基本は「自分で自分を愛すること」なんですよね。
 自分で自分を嫌っていると、せっかく人が認めてくれてほめてくれても、そのことさえ、認められないんですよね素直には。「この人は自分の一面しか知らないから」「“本当の私”を見たら、そんなふうには言わないだろう」と、かえって落ち込んだり、不信を募らせたり。
 
 心が弱り切ってしまったときは、ほかの誰かのあたたかさが、救いになってくれることはある。しかしながら、そこでしっかりと立ち上がるのは、結局は自分の足なんですよね。
 自分で自分を認め愛すること。自分を愛せれば、他人を受け入れ、愛することができる。

 またしても、そこへ話がいくんだな~と思いまして、それで、ウーンと唸っておりました。

 ほんで、昨夜は「本当は怖い家庭の医学」を見ておりましたが。
 心因性の腰痛の話でしたが(ストレスだけが原因ではないのですが、増悪させるということで)、――そうなりやすい人というのは、非常に几帳面で真面目で、目標や理想が高い。
 それを実現できないと、自分はもう、どーしよーもないダメ人間みたいに思ってしまう、「心のクセ」がある、というお話でした。
 そうやって自分を責めて追いつめて嫌って、自分をいじめることで、脳が過剰なストレスを受け、痛みとして、体が悲鳴をあげる――のですね。

 これも結局、病気を通して、「自分で自分を認めましょうよ、できなくたって大丈夫なんだよ、自分を許してあげましょうよ」と、教えてもらっているのかもしれないなと思いました。

 頑張ることも、ほかの誰かを思いやることも、自己実現も素晴らしいことです。が、それができない自分はダメだなんて思わないこと。
 これは従来の、「結果がすべて」という、男性社会の価値観とは正反対の価値観ですが、――しかし、それが本来の、存在の根源だと思います。最近、つくづく。

 愛、というものが、どうもこの近代化された社会の中では、人間から切り離されていくようです。
 なにがあろうと自分は自分。理想通りでなくたって、自分の価値はそんなこととは関係ない。どんなときでも、自分こそが自分の味方。
 そうして自分の足ですっくと立つ人のことを、「自立している」というわけですね。

 自立している人は、自分のいいところもダメさ加減もわかっているから、他人のダメさ加減にも、必要以上にわあわあ言わない。
 生きていること自体の価値を、自分を通して知っているので、他人にも、生きていることへの敬意、あたたかい愛情をそそぐことができる。
 …………ということなんだろうと思って見ておりました。

 なんだってこう、あれこれ進化してきたはずの人間の社会において、かえって根源がないがしろにされ、人が生きる力、愛情というものが、分解され人から切り離されてしまうのでしょうか。
 生きにくくってしょーがないのは、このへんに原因があるような気がする……個人的には。(^^;) 


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拍手御礼
2009年02月17日 (火) | 編集 |
 拍手くださいました方、ありがとうございました。m(_ _)m
 一言下さいました方、ありがとうございますv
 「続きを読む」からどうぞv

 受験生状態の私はいささか追いつめられておりまして、本日はこちら、拍手でいただきました一言に御礼だけ申し上げて退散いたします~。m(_ _)m
 昨夜の「ヴォイス」にはいろいろ考えさせられるものがあり、書きたいのは山々なんですが;;
 こういうのはある意味ナマモノで、書くなら今週中に書いとかないと、タイミングを逸する…と思いつつ、今日書けない段階で、けっこう逸している気がします。(^^;)


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心配性
2009年02月16日 (月) | 編集 |
 拍手くださいました方、ありがとうございます。m(_ _)m
 昨日「ミラフェス」ご参加の皆様、お帰りなさいませ。

 私のほうは昨日は……花粉にちょっと泣いてました;;
 2月で「非常に多い」になるとはなー……。

 昨日は「天地人」のOP、「直江信綱」の文字が現れたときは、妙に、じーんと感動しておりました。……この文字を、大河ドラマのOPで見る日がこようとは。
 役柄上、あまりいい役にはならないだろうなーという予感が、ちょっと残念ですが。(^^;)

 ドラマ自体は、やっぱり妻夫木さんもいい役者さんだなあ、というところで。わりとそれまではさらさらと見ていたのですが、ご母堂様の幻影のあと、お船さんに語るというのでもなく、「どうしてもみじが美しいのか…」ときたところで、ほろりとしてしまいまして。
 背景が具体的ではなく、舞台におけるそれのように、「見立て」の効果と役者さんの想像力と表現力でその場面を表す、演出もいいなと思いました。こういうほうが、役者さんの表現するよさがくっきりする。

 使い方の問題ではありますが、基本的に私は、こういう、「喋りすぎない画面」のほうが好きみたい。
 必ずしも本気で言っているわけではないですが、映画やドラマ評に対して、しばしば、リアリティくそくらえ、と言ってしまうのは伊達じゃないか。(^^;)

 話はころりと変わって「黒執事」。
 18話「その執事、転送」ですが、………「これ、キリスト教関係から叩かれないことを祈ろう……」と本気で心配になりました。

 日本国内のみであれば、ああいうのもひとつのアイデア、翻案、シャレ、ということですみますが、最近はわりとタイムラグもなく海外へ、合法非合法はともかくとして出ていってしまいますから、ちょっと心配になりました。……一神教はねー……父性原理で心が狭いからねー……。
 北斗の拳も、だいぶ昔のアニメになるのに、去年あたり、コーランを侮辱しているとかなんとかクレームつきましたしねー。
 考えすぎでしょ、これフィクションだし、パロディだし、といったこちらの言い分は、あまり聞いてもらえないと考えたほうが無難。

 私から見るとあの手のクレームというのは「自意識過剰」としか思えませんが、しかし、たとえシャレだろうとフィクションだろうとパロディだろうと、茶化すなど言語道断、という感覚の人って少なからずいらっしゃいますので。
 
 かのハリポタにおいても、――本文ではっきり描写しているわけでもなんでもないことを、――いわば作者の「裏設定」にたいして、ぐだぐだ言っていたんだものなあ。あのシャレのわからなさぶり……ある意味立派。

 黒執事も、こういうときは積極的に「テレビマンガ(死語)だし、くだらないモノですからね、そんな真面目に取り合わないほうがいいですよ~」つって、逃げ出したほうがいいような気がしてしまう。(^^;)

 私もいらないところで妄想癖が出てきて勝手に心配してしまうところがあるので、考えすぎとは思いますが。(^^ゞ

 私個人はいまのところ、ああいいう、正邪逆転というか、単純に善悪じゃくくれない存在、その「価値」、という表し方、面白いと思います。

 こういう価値観は、くどいようですが善悪二元論のアタマからは発想されることがない。
 それゆえに、ああいう価値観が理解されず排斥される危険性ということについて、ちょこっとだけ、意識の端においておくのも必要かもしれませんね。


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